研究課題/領域番号 |
61571058
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
奥山 治美 名古屋市大, 薬学部, 教授 (90080176)
|
研究分担者 |
内藤 幸雄 名古屋市立大学, 薬学部, 助手 (10076052)
斎藤 正喜 名古屋市立大学, 薬学部, 助手 (60080206)
水谷 隆治 名古屋市立大学, 薬学部, 助教授 (30080188)
|
研究期間 (年度) |
1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | ホスホリパーゼC / 血小板 / イノシトールリン脂質 |
研究概要 |
1.血小板(ブタ)の可溶性分画にあるホスファチジルイノシトール(PI)-特異的ホスホリパーゼC(部分精製標品)及び膜結合性リゾPI-特異的ホスホリパーゼCはともに、遊離【Ca^(++)】濃度0.2μM程度で活性があり、活性発現に遊離【Ca^(++)】の上昇を必要としないことを証明した。高濃度の【Ca^(++)】添加で夛少の活性化がみられたが、少くともその一部は基質との相互作用によることを証明した。 2.膜結合リゾPI特異的ホスホリパーゼCは、トリホスホイノシチド(TPI)やジホスホイノシチド(DPI)のリゾ体にも作用する。しかしそれらに対する活性はリゾPIに対する活性の1/10以下であった。一方、膜分画にはTPIやDPIを分解するホスホリパーゼC活性も存在するが、その性質は可溶性酵素と似ていた。 3.膜分画にPIを分解するホスホリパーゼA活性が存在し、リゾPIを作る。この活性とリゾPIホスホリパーゼCとで新しい分解酵素系の存在が証明されたことになる。 4.これらの酵素系の細胞機能における役割については未解決である。
|