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各種実験動物の血中エンドトキシン定量法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 61580041
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関大阪大学

研究代表者

黒澤 努  大阪大学, 医学部, 助教授 (60129997)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードエンドトキシン / 微量定量 / 実験動物 / 血液 / ラット / マウス / 微量測定
研究概要

エンドトキシンの定量はリムルステストが確立する以前にはinviroによる定性的試験を除いてその方法はなかった. またリムルステストもその発度はng/ml程度のエンドトキシンに有効なだけであり, 半定量法としてしか使用できなかった.
本研究ではリムルステストの基本原理が哺乳動物の血液凝固と同様にカスケード様の各ファクターの活性化によるものであり, その最終段階ではペプチド鎮を切断することにより, コアギュロゲンがコアギーソンに変換することに基づき, 合成基質から色素が遊離することを基本に開発さた試薬を用い実験動物の血中エンドトキシンの微量定量を試みた.
まず実験動物血中には本反応系を阻害および促進する物質が含まれていることから, それら物質の除去法を検討し, PCAによる除去法が最も再現性の良いことを見い出した.
これにより, 実験動物の血中エンドトキシンがpg/mlのレベルで再現性良く定量できることを示した. しかしこの方法では1-3βグルカンによりファクターGの活性化が起こり, 偽陽性例が出ることが他の研究者により示されたので, その影響も除外した方法を試験した.
すなわち基準エンドトキシンであるE coli 0111;B4のWestphal法により抽出したLPSを希釈し, その濃度と反応後の吸光度の相関を検した. その結果, ファクターGを除去した方法でも, その相関係数は高く, 非常に良い直線性を示すことなどからエンドトキシンの微量定量に使用できることが明らかとなった.
本研究により実験動物の血中エンドトキシンの微量定量法が確立された.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 黒澤努: 肝胆膵. 12(4). 579-585 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Kodama.: Journalof Applied Bacteriology. 63. 225-260 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 黒澤努: "エンドトキシン臨床研究の新しい展開" 羊土社, 288 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. Kurosawa: "Endotoxemia in Surgical Pafienfs." Liver Gallbladder and Pancreas. 12(4). 579-585 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H. Kodama.: "Quantitative measurement of endotoxin in rainbow trout (Salmo gairdneri) serum by the chromogenic substrate method." Journalof Applied Bacteriology. 63. 225-260 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KUROSAWA, Tsutomu: New scope of Clinical Endotoxin Research.Youdosya, Tokyo, 288 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 黒澤努,他: 実験動物.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 黒澤努,他: 実験動物.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 黒澤努 他: "第7回エンドトキシシン臨床研究会記録(予定)" 羊上社,

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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