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雪結晶の周りの水蒸気拡散場の可視化とその測定

研究課題

研究課題/領域番号 61580051
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 結晶学
研究機関東京理科大学

研究代表者

権田 武彦  東京理科大学, 理工学部, 助教授 (50084455)

研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード雪結晶 / 樹枝状氷晶 / 拡散場 / シュリーレン法 / 水蒸気拡散場 / 雪 / 樹枝状結晶 / 水蒸気の3次元拡散 / 雪結晶の成長 / 氷晶の成長 / 氷晶の成長機構
研究概要

雪結晶の周りの水蒸気拡散場を可視化する目的でシュリーレン顕微鏡を開発した。従来用いられているナイフエッジによる方法とはことなり、物体側のシュリーレンレンズの焦点の位置に黒点をおき、成長結晶の周りの全方位の拡散場を可視化する事を試みた。気相成長の場合には、結晶の周りの濃度勾配、従って、屈折率勾配が小さいために試作した顕微鏡では拡散場を検出できなかったが、サッカローズ溶液中で成長する結晶の周りの拡散場は、検出する事ができた。ことでサッカローズ溶液の過飽和度をかえて、樹枝状氷晶を成長させてその周りの水分子の拡散場を可視化して、樹枝状氷晶の第1枝の先端の成長速度及び先端の形状に及ぼす拡散場の効果を研究した。その結果、樹枝状氷晶の周りの拡散場の広がりは、先端の成長速度が大きくなって、先端の曲率半径が小さくなる程小さくなる事がわかった。拡散場の広がりが小さくなる事は結晶の先端での水分子の濃度勾配が大きくなる事に相当する。従って先端の生長速度が大きく、先端の曲率半径が小さくなる程、先端での水分子の濃度勾配が大きくなる事が実験的に実証された。これは気相から成長する雪結晶の場合も全く同じである。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Takehiko,Gonda,: Journal of Crystal Growth.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takehiko Gonda: "Growth rates and the diffusion field of dendritic in crystals growing from the vaper and the solution" Journal of Crystal Growth.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Gonda: Proc.NIPR Symp.Polar Meteoral.Glac.2. (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 権田武彦: 形態形成の科学的研究.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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