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種々の澱粉の構造と性質

研究課題

研究課題/領域番号 61580068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

不破 英次  阪市大, 生活科学部, 教授 (00046765)

研究分担者 杉本 温美  武庫川女子大学, 家政学部, 助教授 (90131557)
小西 洋太郎  大阪市立大学, 生活科学部, 助手 (70116812)
中谷 延二  大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (10011941)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1986年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードコメ澱粉 / ヤマノイモ澱粉 / サトイモ澱粉 / アミロース含量 / アミロペクチンの鎖長分布 / 澱粉の糊化特性 / 澱粉のX線図 / 澱粉粒の特性と生育温度の関係
研究概要

澱粉あるいは澱粉食品を高度に利用するための基礎研究として、種々の植物の貯蔵澱粉の特性を明らかにする目的で、澱粉をイソアミラーゼで枝切り後、α-1,4直鎖をゲルろ過で分別する方法によりアミロース含量とアミロペクチンの鎖長分布を調べ、また形態観察,X線回折,ヨウ素吸収曲線,澱粉粒の酵素による分解され易さ,糊化特性(DSCによる)の測定を行った。
1.埼玉県産酒造用「日本晴」,「むさしこがね」,「ニホンマサリ」の75%白米より澱粉を調製し特性を調べた。気象データに基く気温が高い条件下で生育したものはアミロース含量の低下、糊化温度の上昇を示した。これらの結果は人工気象条件下「台中65号」を用いてえた結果とよく一致する。これらは1984 1985年度産米についてであり目下1986年産米についても検討中である。(*)
2.「全南風」とこれから誘発させた高アミロース変異株、「ササニシキ」とこれから誘発させた低アミロース変異株(du)ならびにインド型モチイネJaguryを札幌から沖縄にいたる7ケ所で栽培、胚乳澱粉を調製し特性を調べた。アミロース含量は気象データに基く開花後20日間の平均気温が高いほど低い。しかし同一栽培地ではアミロース変異株は正常株より高く、du変異株は正常株より低い。Jaguryのアミロペクチンの長いB鎖は生育温度が高いほど多い。糊化温度は生育温度が高いほど上昇することが解った。(1,2)
3.新潟県産ヤマノイモあるいは石川早生サトイモを植え、ヤマノイモは4〜6月、サトイモは4〜11月ほゞ2週間おきに採取し、澱粉を調製、特性をしらべた。ヤマノイモは生育にともないアミロース含量が増加しやがて一定となったが、サトイモではほとんど変化しなかった。糊化温度は生育とともに下る傾向にあり、X線図型は地温の影響をうけ温度の低下によってC型→Ca(あるいはCb)と変化する傾向を示した。(3〜5)
*結果は合せて報告する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Masako Asaoka;課程院生: Starch Starke. 38. 114-117 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kazutoshi Okuno: Abstracts,【XIII】th International Carbohydrate Symposium,Cornell University,Ithaca,N.Y.,U.S.A.409 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 杉本温美: 澱粉科学. 33. 169-176 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 杉本温美: 澱粉科学. 34(1). 11-20 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 杉本温美: 澱粉科学. 34(1). 1-10 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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