研究課題/領域番号 |
61580088
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
山下 芳男 (1988) 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30042641)
浅見 裕 (1986-1987) 岩手大学, 教育学部, 助教授 (00003955)
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研究分担者 |
大河原 清 岩手大学, 教育学部, 助教授 (40168878)
浅見 裕 岩手大学, 教育学部, 助教授 (00003955)
山下 芳男 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30042641)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 小学校 / 体育授業 / 若年教師 / 教授行動 / 実技指導力 / 小学校体育 / 教授活動 / 実技指導力の形成 |
研究概要 |
授業者3氏とも、教育実習では授業経営が順調であり運動学習の指導に専念できたが、学習者の運動技能を向上させるまで至らなかった。赴任直後の授業では「騒々しい時間」になり、授業経営がまずく運動時間が最低となっていた。授業回数を重ねるに従って、授業経営の面では指導力を発揮し、学習者の行動をコントロールできるようになり、3氏とも授業経営に関する実技指導力が形成されていった。 実技指導力の柱となると考えた学習者の運動技能を向上させる指導力については、3氏とも技能向上をめざす指導場面が器械運動を教材とした時に現れており、それ以外の教材には出現することが少なく、授業者の教授目的に技能向上を取り上げることが少ないと考えられる。 学習者の中にできない者を見出した場合でも、その指導の実態は運動前に説明した要領を繰り返すことが多く、効果的な指導となっていないようであった。赴任後2年間の授業では、技能向上をなす実技指導力は教育実習時と同じレベルにあったことが3氏の共通点でもある。 従って、若年教師の体育の授業では、授業経営に関する実技指導力は赴任後2年間で獲得したが、学習者の運動技能を向上させる実技運動力は停滞したままで経年変化は生じておらず、今後も現状のままの指導が続くならば、実技指導力は同じレベルに留まると考えられる。 今後において、教授行動のそれぞれについて意味を検討し、学習者に対しての学習効果をも調査し、実技指導力向上の内容をより明確にしていく。
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