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運動が消化管運動機能におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 61580102
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 孝晴  名大, 国立大学(その他), 助手 (20135388)

研究分担者 成瀬 達  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所生理機能研究施設, 助手 (50180550)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード全身運動 / 胃分泌 / 胃排出 / 胃運動 / 小腸運動
研究概要

運動時の消化管機能とくに胃分泌,胃排出および胃 小腸運動について、イヌを用いて検討した。
1.胃分泌 胃瘻 ハイデンハイン小胃を造設した雑種成犬4頭を用いた。肉の缶詰を食べさせた後、トレッドミル上を2,4または6km/hで歩行させて、ハイデンハイン小胃からの胃分泌を測定した。10分毎の酸排出量を検討すると、運動開始後60分まではいずれの歩行速度でも有意な変化がなかった。しかし、4km/hの速度では80分から110分まで、6km/hの速度では70分から120分まで、酸排出量が有意に抑制された。全身運動は胃分泌を抑制するとも影響がないともいわれているが、今回の実験から1時間以内の運動は影響がなく。1時間を越える運動が胃分泌を抑制することがわかった。
2.胃排出 胃瘻 十二指腸瘻を造設した雑種成犬4頭を用いた。胃排出はサスタジェン100g(蛋白質23.5%,脂肪3.5%,炭水化物66.5%,総エネルギー390カロリー)と非吸収性のマーカーであるポリエチレングリコール(PEG4000)1.5gを微温湯300mlに溶かして胃瘻から注入し、6km/hでトレッドミル上を走らせながら15,30,45,60,90,120分目に胃瘻を開放し、胃内に残っているPEGの量から胃排出を推定した。全身運動は胃排出に影響を与えなかった。
3.胃,小腸運動 胃排出の実験に使用したイヌのうち2頭を用いた。胃,十二指腸瘻を開放してマイクロチップトランスデューサ(ミラー,USA)を胃内へは1〜2cm,十二指腸へは5cmおよび30cm肛側に先端を留置した。空腹時の周期的収縮を観擦し20分後に6km/hでトレッドミル上を走らせた。安静時には100分毎に出現する周期的収縮が運動中出現しなかった。運動を中止して50分目,運動前の周期的収縮から200分目に強い収縮が出現した。全身運動は胃,小腸運動を抑制した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 近藤孝晴: 総合保健体育科学. 9. 27-32 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 近藤孝晴: 総合保健体育科学. 10. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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