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中高年者の脚筋力の評価法と保持処方に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61580106
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関大阪大学

研究代表者

平井 富弘  阪大, 大学併設短期大学部, 助教授 (70020104)

研究分担者 猪熊 真  大阪大学, 健康体育部, 講師 (90135632)
吉田 浩重  大阪大学, 健康体育部, 教授 (70029669)
大山 良徳  大阪大学, 健康体育部, 教授 (20026785)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード中高年 / 脚筋力 / Aging / 等速性
研究概要

中高年者に対する運動処方、および体力測定の方法等について多くの調査研究がなされ報告されている。しかし、これらの研究は呼吸循環器系より追求したものが多く、加齢に伴う脚の筋機能面から追求した研究は少ない。一般に加齢とともに脚筋力は減衰傾向を示し、体力の低下を招くとされている。そこで本研究は、中高年者における脚筋力の実態を把握するため、等速性運動での測定が可能なCybexllを用い、座位姿勢で膝の伸展・屈曲を実施させ、その時の最大筋出力を測定した。測定速度として60゜/secと180゜/secの2つの速度を採用した。対象は、某企業従業員243名(19-59歳)である。データは従来のレコーダによる方法と同時にデータレコーダに収録し、A-D変換しながらコンピュータ処理を行った。その結果、脚筋力の年齢的推移は、脚伸展筋力において25-29歳で計測速度60゜/sec(167.8±28.9Nm)、180゜/sec(69.6±15.8Nm)と最高値であり、その後徐々に低下するが35-39歳に両計測速度での筋出力とも最も高い低下率(約14-18%)であった。一方、屈曲筋力は30-34歳において最高値(60゜/sec;40.4±25.6Nm)、(180゜/sec;72.6±15.9Nm)を示し伸展筋力に比べやや高い年齢層にあらわれた。また屈曲筋力の低下率についてみると伸展筋力の低下率と同じく(14-18%)かつ、その低下年齢倉も同じく35-39歳に認められた。このことから、脚筋力の衰減期は35-39歳であることが推察された。
今回は、男性のみのデータであり、今後女性についても分析を進めて行く予定であり、評価尺度、因子分析についてもデータを増やしながら明確にしていく予定である。また、本研究の結果は62年日本体育学会(9月)、日本体力医学会(10月)に発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-30   更新日: 2016-04-21  

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