研究課題/領域番号 |
61580107
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
千駄 忠至 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (60137304)
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研究分担者 |
畑野 裕子 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助手 (80167585)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 体育授業 / 楽しさ尺度 / 楽しさ / 運動教材 / 尺度 / 因子構造 / 小学校運動教材 |
研究概要 |
昭和61年度〜63年度の研究結果の概要は次に示すとおりである。本研究は、小学校の体育授業で扱う各運動領域の学習の楽しさの種類と各運動領域における楽しさ因子の構造及び楽しさ尺度を作成し、体育授業に適用し楽しさに影響を与える要因を検討した。その結果、次のような結果を得た。 1.楽しさの種類と因子構造 (1)6領域において24種類の楽しさ因子を抽出し解釈・命名をした。各運動領域に共通し説明力のある楽しさ因子は「達成」の因子であった。 (2)領域別の特徴は、体操では「励行」の因子、器機運動では「挑戦」の因子が認められたことであった。 (3)因子構造に関しては、水泳において「達成」の因子を中核とし「スリル」「向上」「緊張」の因子が結合していることが認められた。ボール運動において、「達成」の因子を中核とし「向上」「優越」が結合し、「親和」の因子が我立していることが認められた。 2.楽しさ尺度の作成 各運動領域ごとに楽しさ尺度を作成し、信頼性はGronbachのα係数で、妥当性は内容的妥当性で検討した。各運動領の楽しさ尺度の因子及び構成項目数は、体操では4因子16項目、陸上運動では5因子20項目、ボール運動では4因子16項目、器械運動では6因子12項目、水泳では7因子14項目、表現運動では4因子16項目であった。 3.実証的研究 陸上運動の授業では、個人課題を設定している時よりも集団課題を設定した時の「達成」の楽しさ得点が高いことが認められた。水泳の授業では、学習方法の理解の程度が深いほど、「達成」「向上」の楽しさ得点が高いことが認められた。
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