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少年期におけるスポーツプレイヤーの自己表出過程の分析

研究課題

研究課題/領域番号 61580114
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京都立大学

研究代表者

山本 清洋  都立大, 理学部, 助教授 (00079245)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード社会化 / 社会化能力 / スポーツ的社会化 / 子どものスポーツ
研究概要

自己表出の概念を、社会化能力の概念に置換し、社会化能力が形成される過程を、二つの方法によって分析した。
一つの方法では、社会化能力は、社会化プロセスを経て形成されるという前提に立ち、E・B・McNeilの社会化過程の枠組に対応させて、社会調査を実施した。(対象 小・中学生全国サッカー大会出場者、計878名)。
社会化能力を外的基準とし、他を説明変数として、林の数量化【II】類にもとずいて分析をし、次の結果を得た。
1.社会化能力の獲得は、小・中学生ともに、下位要素である交渉性,個性,自立性の態度に強く規制される。
2.その他の、規定力の強い要因として、達成欲求,入団のきっかけ,練習態度,意志決定への参加,コーチの勝敗観,大人の評価,親のスポーツへの態度,家の人との対話,家の人の応援,生活へのサッカーの位置づけ,将来の目標等々が特定化できた。
3.サッカーにおける創造性と社会化能力に、強い相関がみられたことから、社会化過程において主体の自己表出を保証することが、創造的プレーアにつながるという仮説が得られた。
第二の方法は、ゲームを収録したV・T・Rをもとに、プレイヤーに面接を実施し、その結果を解釈学的に分析したものであり、次の結果を得た。
4.スポーツに対する大人の解釈と子どもの解釈が相違していることから、今日の組織化されたスポーツは、子どもの〈リアリティ〉とは言い難い。
5.子どもの〈スポーツ・リアリティ〉は、規範や役割を経路として、大人文化に支配される傾向がある。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山本清洋: 体育学研究 (日本体育学会). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kiyohiro Yamamoto: Sociology of Sport Journal (North American Society for the Sociolog of Sport). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山本清洋,江口潤: 日本サッカー協会 (科学研究部報告書). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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