研究課題/領域番号 |
61580119
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
志方 泰 明星大学, 理工学部, 教授 (20062276)
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研究分担者 |
横倉 三郎 明星大学, 理工学部, 副手 (90366914)
野崎 忠信 明星大学, 人文学部, 教授 (70062297)
PROFESSOR NOZAKI Tadanob Meisei University Humanities and Social Sciences (20062276)
角田 紀春 明星大学, 情報科学研究センター
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1987年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 陸上競技 / 電子音 / スタート / スタート装置 / 電子音式スタータ |
研究概要 |
トラック競技のスタータはいまだに火薬を使用した機械式の装置を使用している為に種々の問題が生じていた。我々は、トラック競技のスタートからゴール迄の総合的な計測システムを開発することをテーマとして最初に手掛けた装置が選手へのスタートの合図を行なう電子音式スタート装置である。 この装置は、従来の装置でおきる様々な問題を電子音を利用した事により解消した。また、この装置はユニバーシャード神戸大会、第41回国民体育大会等に実用されスタートに全く支障ない結果が得られた。しかし、第41回国民体育大会で使用した際は、競技場の周囲はメインスタンド側以外お三方は殆ど開放されており周囲からの反響が少ないために観衆にはともするとスタート音が小さくなり聴感上迫力を欠いた音になった。そこで、この欠点を解消する為に新たに観衆用のスピーカシステムを増設し実験を行なった所観衆へのスタート音と大きくなったがシステム全体が大型化してしまい取り扱い上不便になってしまった。そこで、この不便さを解消する為にホーンスピーカの必要最低周波数でのホーン内部の音響インピーダンスがほぼ0となる位置から先にセパレータを取り付け指向性となった。このスピーカシステムを使用して電子音式スタート装置にて実験を行なった所周囲の構造物に影響なくどの方向からでもスタート音が良く聞こえるようになり陸上競技大会においても十分に使用可能であると思われる。さらに、共同研究者でもある本学体育学科野崎忠信教授 (日本陸上競技連盟審判委員会委員) の評でも十分実用になるとの解答が得られた。今後は、スピーカシステムを更に小型化し現在考案中である不正出発発見装置やビデオによる計時装置を連動した総合的なシステムとする所存である。
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