研究課題/領域番号 |
61580122
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
金子 公宥 阪体大, 体育学部, 教授 (00067232)
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研究分担者 |
渕本 隆文 大阪体育大学, 体育学部, 講師 (90133537)
伊藤 章 大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (80067248)
豊岡 示朗 大阪体育大学, 体育学部, 助教授 (30067243)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 効率 / 自転車作業 / エネルギー消費量 |
研究概要 |
〈目的〉長距離走者群と短距離走者群のエネルギー変換機能における筋特性を知るため、二種のペダル回転速度(40,80rpm)での自転車作業における機械的効率を測定し、比較・検討しようとした。 〈方法〉大学陸上競技部の成績の良い距離選手10名と短距離選手10名に、モナク社製自転車エルゴメータを、40rpmと80rpmの2種類のペダル回転速度で各18分間ずつ漕がせ、そのの時の負荷をOWから3分毎に39.2Wずつ漸増させた。安静時(5分間)および作業時(18分間)の酸素消費量を自動ガス分析装置を用いて連続的に測定し、各負荷レベルにおける終末1分間のV【O_2】をデータとして採用した。効率は、Net Efficiency[=仕事率/(運動時ー安静時エネルギー消費量)]とApparent Efficiency[=仕事率の増加分/エネルギー消費量の増加分]の2つの計算方法によって算出した。 〈結果と考察〉1.各負荷条件のNet Efficiencyは、40rpmのときは1kpー2kpにかけて上昇し、3kpー5kpで緩かな下降を示し、全体として20.6%ー23.7%の範囲にあった。一方80rpmの場合は、0.5kpの効率率が著しく低く(約14%),1kpー2.5kpにかけて比較的高い値(19,2%ー21.7%)を示した。 2.遅い筋運動(40rpm)の場合は、長距離選手の効率が明らかに短距離選手のそれを上回ったが、統計的には、1ΚΡと3ΚΡの条件下でのみ5%水準の有意差が見られた。しかし、80ΓΡmの速い運動では、いずれの負荷条件下でも両種目間に明らかな差が見られなかった。3.Apparene Efficiencyにおいても、遅い筋運動(40rpm)の場合に長距離選手の効率(21.7%)が短距離選手の値(20.6%)を上回る傾向を示したが、有意差が認められなかった。以上の結果から、走技術の要因を除いた自転車作業においても、筋運動が低速度で行れる場合は、、その効率が走運動と同様に、[短距離選手〈長距離選手]であることがわかった。
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