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新生児・乳児にみられる原始歩行の動作・筋電図的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61580123
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関関西医科大学

研究代表者

岡本 勉  関西医科大学, 医学部, 教授 (50077624)

研究分担者 後藤 幸弘  兵庫教育大学, 学校教育, 助教授 (00047391)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード新生児 / 乳幼児 / 原始歩行 / 歩行 / 筋電図
研究概要

新生児・乳児の原始歩行の差異を6名の被験者について動作・筋電図的に検討した.
生後1カ月までの新生児では, 着床前に前脛骨筋に放電がみられ, 腓腹筋に放電のみられない成人の基本的パターンが多く認められた. しかし, Forssberg(1985)が指摘する着床前に腓腹筋に放電のみられる四足歩行様パターンは殆どみられなかった. この時期の着床動作は, 足底外縁によるものが多かった.
生後1カ月を過ぎると着床前に内側広筋の放電が多く認められるようになった. これは, 膝伸展が積極的に行われ始めたことを示している. また, 着床前に腓腹筋の放電がみられる四足歩行様パターンが出現しはじめ, 成人の基本的パターンは減少しはじめた. このころから, つま先外縁による着床が多くなった.
生後3ケ月を過ぎると殆ど四足歩行様パターンを示し, 二足歩行様パターンはごく一部しか認められなかった. この時期はつま先着地が多かった.
これらの実験結果より, 新生児期は二足歩行様パターン(成人パターン)が優位であることから, ヒトは二足歩行様のプログラムをもって誕生していることが推察できる.
以上, 新生児・乳児の原始歩行と従来より行ってきた乳幼児から成人に至る歩行の実験結果から, 原始歩行に用いられている歩行発生器は独立歩行前の支持歩行, 独立歩行, 幼小児及び成人歩行に引き続き用いられているものと思われる.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡本勉: 関西医科大学雑誌. 38-2. 290-291 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OKAMOTO Tsutomu: "Electromyographic Study on Primitive Walking in Infants" The Journal of Kansai Medical University. 38-2. 290-291 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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