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初代培養肝細胞を用いた肝細胞増殖因子(HGF)の受容体解析

研究課題

研究課題/領域番号 61580171
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関徳島大学

研究代表者

中村 敏一  徳島大, 医学部, 助教授 (00049397)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード肝細胞増殖因子 / HGF / 初代培養肝細胞 / HGF受容体 / 【^(125)I】化
研究概要

ラット血小板からMonoSFPLC,ヘパリンセファロースクロマトグラフィー,【C_4】カラムによる逆相HPLCで純化したHGFはSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動で分子量85KDに単一バンドを示す。この均一標品を中性条件下で暖和なラクトパーオキシダーゼ法により【^(125)I】化を行った。その結果、HGFは【^(125)I】化されるが、そのHGF活性の大部分が失しなわれ、それとともに初代培養肝細胞あるいは精製肝細胞膜を用いたHGF受容体解析を行ったが、非特異的結合が高く、特異結合を検出することができなかった。これはHGFが69KDと34KDの二種類のサブユニットがジスルフィド結合で構成される大分子量増殖因子であると同時に、熱及び酸処理で容易に失活する不安定なタンパク質に起因する。HGFのように大きな分子できわめて熱に弱い増殖因子を生物活性を失しなわないで【^(125)I】化することは大変困難であると考えられる。したがって、ヨード化の条件をさらに種々検討することにした。さらに暖和なヨード化と考えられるバイオラド社が開発したグルコースオキシダーゼとラクトパーオキシダーゼ不溶化ビーズを用いる方法でHGFをヨード化を行うとHGF活性の保持が比較的良好であった。しかしこの方法でも充分信頼できる程度のHGF受容体への特異結合を得ることができなかった。現在、ボルトン-ハンター法によるヨード化についても試みており、充分特異的にHGF受容体への結合能を持つ【^(125)I】-HGFの調製を工夫している。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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