研究課題/領域番号 |
61580249
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
柴田 録治 愛教大, 教育学部, 教授 (20023997)
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研究分担者 |
佐々木 徹郎 愛知教育大学, 教育学部, 助手 (20170681)
石田 淳一 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (70144186)
千葉 徹 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00015778)
内藤 淳 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20021264)
大須賀 康宏 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70124724)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | RoLA(Mathematics) / 用語(記号)の指導 / 概念形成と用語 / 用語の言語的説明 |
研究概要 |
本研究は、先行する科研費による研究「算数・数学における用語(記号)の指導方法に関する開発研究」を発展させたものであり、科学の意志疎通の手段である数学的用語(記号)の説明のあり方やその実態を究明するものである。本年度の研究実績として次の2つの面に言及することができる。 その1つは、算数・数学科の用語(記号)の導入時に用いられる説明用語についての事例の収集と整理に関わるものである。事例の記録は、授業研究としてまとめられたもの以外に、授業実践についての聞きとりやアンケートを含めて、質量共にすぐれたものを収録できた。とりわけ帝塚山学園から移管された文献は整理が行き届いており、全国各地からの資料であることは、これまでの研究成果をより客観化するのに役立つものであろう。 集積された授業記録の整理については、当初の研究計画通り、コンピュータ処理をめざしてデータ・ベースRoLAの作成に着手した。RoLAとはRecord of Learning activities〈Mathematics〉の略である。現在NEC9801VMと40Mbのハードディスクを用い、約1500件の記録を「新一太郎」により入力しており、文字列検索を含めパソコン処理が可能となっている。さらにデータベースとして利用が手ごろな「データボックス」を用いての資料のキャラクタライズを検討している。(本研究で収集された資料は直接的に調査研究に役立つばかりでなく、教師の初任者研修等の現職教育や、教員養成機関での授業分析や授業研究にとっても貴重な資料である。) その2は、特定された用語(記号)の説明に用いられたことば(説明文)についての研究であり、これは「特定する」ことと「収集し対比する」ことと基礎作業を通して同一用語(例えば三角形)に対する教科書の該当説明文の比較と、教科書文と言語的説明(解説)の実態との差異の検討を進めることができた。
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