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生体情報を用いた学習進行過程の計測に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 61580255
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関福岡教育大学

研究代表者

林 昌三  福教大, 教育学部, 教授 (60036837)

研究分担者 中野 和光  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (10033573)
北垣 郁雄  雇用促進事業団, 研究員 (20016679)
持留 英世  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10036874)
進藤 公夫  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (80033546)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードCAI / プログラム学習 / 系統性 / 天秤課題 / ルール・モデル / 潜在構造分析 / 数量化【III】類 / 多変量解析 / 概念 / 節目 / 学習過程 / 思考の特性 / 合成性結合性 / 可逆性 / 同一性 / 思考探作 / 概念的葛藤 / 脈拍 / PGR / 発達診断
研究概要

(1)CAIなどのいわゆるプログラム学習における最大の課題、「心理的系統性に裏付けられた学習プログラム」の達成のための新しい系統性モデルを確立した。認知(理解)の系統性に関する最近の注目すべき研究の一つに、天秤課題解決などの追求により、理解の節目、西段階ルール・モデルの発達説が挙げられる。われわれも、このモデルを検討して、最高の「掛け算」型解決の段階の前に、加算型の節目の存在することを、潜在構造分析や数量化【III】類による分析などの多変量解析によって明らかにした。天秤の重さと距離に着目して、両者を加算して解決にのぞむ行き詰りが、ゼロへの着眼をよび、何倍の概念が確立して、比や割合の概念が本物となる。
(2)学習課程において、理解の節目を効果的にマスターして行くための最適な学習法として、合成型思考中心のプログラミングを開発した。思考の特性として、合成性・結合成・可逆性・同一性の四種の操作機能がピアジエらによって重視されている。これらの思考操作をベースにした学習プログラムを作り、子どもに学習させて、学習効果を吟味したところ、合成型(系統的な重ね合せ学習)プログラムが最適という結果を得た。
(3)各節目段階において、「あっ」と驚く概念的葛藤場面の挿入による情動的変動を、脈拍やPGRなどの生体情報を計測して、診断の可能性と問題点を明らかにした。たとえば、加算型段階の子どもに、加え算で釣合う場合と釣合わない場合に直面させると、一様に驚きの表情やしぐさを示した。心拍やPGRには個人差が大きいものの、心拍数の方がやや敏感である。
(4)学習プログラム作りをはじめ、学習指導用に有用な「思考発達診断テストを作成した。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林昌三,進藤公夫,持留英世,北垣郁雄: 教育工学研究紀要.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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