研究課題/領域番号 |
61810004
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
天野 清 国立教育研究所, 第3研究部第1研究室, 室長 (00000414)
|
研究分担者 |
大城 英名 国立特殊教育総合研究所, 視覚障害研究部, 研究員 (80185256)
野村 勝彦 筑波大学付属大塚養護学校, 教諭
二宮 昭 愛知県コロニー, 発達障害研究所・能力開発部, 研究員 (60132924)
|
研究期間 (年度) |
1986 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 精神発達遅滞児 / 学習障害児 / 言語・認知発達診断法 / 語彙能力テスト、文の産出・理解テスト / 言語調整機能テスト / 運動機能テスト / 対人・コミュニケーション行動 / 語彙能力テスト / 文の産出テスト / 記憶テスト / 言語発達 / 語彙テスト / 文の理解テスト / 言語調整機能 |
研究概要 |
1診断法の作成・開発とその標準化に関する調査研究 (A)発達障害児の言語・認知・運動機能の発達の診断に役立つ、以下の諸テストを作成・開発し、2-8歳の年齢範囲の健常児に対して発達調査を実施し、精神発達遅滞児、学習障害児の発達診断の基礎となる標準資料を得た。( )の数値は、そのテストが利用できる年齢範囲を健常児の場合(つまり精神年齢の値)で示す。 (a)絵画式語彙能力テスト (1)60語テスト(2-3歳)、 (2)100語テスト(4-6歳) (b)文の産出テスト(4-6歳) (c)文の理解テスト(3-6歳) (d)言語調節機能テスト(3-6歳) (e)系列構成テスト(3-6歳) (f)記憶テスト(2-6歳) (g)系列・図形弁別テスト(2-3歳) (h)運動機能テスト(2-6歳) (i)言語的思考テスト(5-8歳) (j)像的・表象的思考テスト(4-8歳) (B)発達障害児(精神発達遅滞児、学習障害児)への諸テスト試行的診断 中度精神発達遅滞児22名に対して、上記の(a)-(f)のテスト、学習障害児10名に上記の(a)-(f)と(i)-(j)のテストを試行的に実施した結果、これらの諸テストは、彼らの言語・認知発達の水準とその障害の特徴を診断・評価するの十分役立つことが明らかにされた。 2対人・コミュニケーション行動の観察・分析手法の開発 テストによって評価することができない重度の発達障害児のコミュニケーション行動を観察・録画し、その資料をパソコンで分析・処理するための装置を作成し、その分析のためのソフト・プログラムを開発した。 3報告書「精神発達遅滞児に対する言語・認知発達診断法の開発と実用化」を、公刊した。
|