研究課題/領域番号 |
61840018
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析・地球化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉谷 嘉則 筑波大学, 化学系, 助教授 (80015552)
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研究分担者 |
渡辺 秀夫 東ソー株式会社, 企画開発部, 部長
橋本 勉 東ソー株式会社, 研究本部, 常務取締役
加藤 健次 化学技術研究所, 化学標準部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 光音響分光法 / イメージング / 相関技法 / 非破壊分析 |
研究概要 |
1.測定装置系の整備・改良 本格的なイメージング実験を行えるように、空気バネ式の光学実験台を導入し、この上に励起光源、光学系、試料台等の除振を必要とする装置すべてを配列しなおした。また、XYステージを設計・製作し、これを制御するための回路系(ハードウエア)およびソフトウエアを準備した。 2.相関光音響イメージング 三層の層状構造をもち、かつ各層ごとに異なるパターン(三角形、五点、円形)をもつモデル試料につき、相関光音響イメージングの測定を行った。平面内の分解能約10μm(画素の一辺)、深さ方向分解能約15μmを達成することができた。同様の測定を、うんも試料、塗装膜などの実試料についても行い、有用な結果が得られた。 3.光音響法の代わりに、光熱偏向分光法や光熱放射分光法を取り入れて、光音響においてみられた難点を克服する作業を行った。前者の場合、試料の大きさに制限がなくなる利点があり、また表面の観察に有力となる利点がある。後者においては、試料セルの共鳴現象を除去することができるようになる。いずれの点についてもしかるべき良好な成果がみられ、今後の研究に発展的に取り入れて行く道がひらかれた。 4.最終年度において、これまでの成果をとりまとめ、関係研究者に配布した。また、学術誌上に発表し、学会等において口頭発表した。それらについては裏面に記載してある。
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