研究課題/領域番号 |
61840024
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物発生・生理学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
千葉 喜彦 山口大学, 理学部, 教授 (30004310)
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研究分担者 |
田中舘 明博 北里大学, 医学部, 技術係長 (20265747)
富岡 憲治 山口大学, 理学部, 助手 (30136163)
長谷川 建治 (長谷川 健治) 北里大学, 医学部, 助手 (80050558)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 慨日リズム / 生物時系列 / 低周波生物時系列 / 電算化 / データ処理 / 時系列総計解析 / 概口リズム / 概日リズム / 時系列統計解析 |
研究概要 |
動物の行動には、時間、日、あるいは、年単位の内因的な周期性がある。近年、基礎生物学の分野のみならず、医学・薬学・農学などの応用分野においても、この周期性の発現機構解明に従事する研究者の数が急激に増えつつある。例えば製薬業界では、薬品の効果評価の際にこのような低周波行動に対する影響の検討が行なわれるようになった。また、多くの精神あるいは情緒障害に周期的行動の異常を伴うものがあることが判明し、精神医学界においても、周期的行動の問題に対する関心が高まりつつある。通常、このような生物における周期性の解明には、膨大な量の低周波時系列データー(観測数)の処理が伴い、ヒトを含めた動物行動の周期性の研究(時間生物学)に従事する者は常にこの処理に悩まされてきた。そのため、安値で汎用性があり、かつ操作が容易な低周波生物時系列の自動記録・処理・解析システムの開発が必要とされてきた。 われわれは、このような社会の必要性に応えるため本試験研究を組織し、低周波生物時系列データの自動処理・解析を行うための新しいコンパクトなコンピューターライズドシステムを開発した。システム開発に当たっては、数次の班会議をもち、従来の問題点を整理した上で、わが国における時間生物学に従事する研究者の必要性に出来るだけ多く答えるため、次の2通りのシステムを開発した。:(1)同時に測定できるチャンネル数を多くすることを主眼とした、大規 模研究室向きの多(128)チャンネル型システム。(2)チャンネル数を制限し操作を容易にすることを主眼とした、小規模実験室または高校生などの初学者向きの少(6)チヤンネル型システム。 これらのシステムは、有効性に関する検討もほぼ終わり、ジャパンシステム、及び岩崎通信機(株)の協力を得て、製品化しうる態勢にある。
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