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初期地圧測定のための改良型DSCA法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 61850110
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関北海道大学

研究代表者

石島 洋二  北海道大学, 工学部, 教授 (10011115)

研究分担者 中村 章  北海道大学, 工学部, 助手 (60125333)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード初期地圧 / DSCA / 圧力-ひずみ線図 / 圧力-ひずみ率線図 / 原位置計測 / かぶり圧 / 最大主応力方向 / 主応力比 / DSCA法 / 遷移圧 / 地圧を取り込んだ人造岩石 / 堆積岩 / 火成岩
研究概要

本研究は, 地下岩盤から採取した岩石コアを用い室内試験によって初期地圧を推定する方法の一つであるDSCA法について, 多数の実験を行い, 得られた結果を基に, 測定法則の妥当性に関し検討を加え, 併せて, 本測定法の改良について提言したものである.
試験の実験対象現場として, 炭鉱を中心に, 9箇所を選定した. この内, 4箇所については, 初期地圧に関する現場計測を実施した. それらの結果と測定箇所から採取したコアにDSCA法を適用して得られた測定結果と比較した. これを基に, 次のような知見が得られた.
(1)DSCA法に基づく最大主応力方向の予測はかなり信頼がおける. 原位置計測結果と比較して, 約70%の的中率を示した.
(2)主応力比に関しては両者の一致が良くない. 岩石が異方性を示すこともあり, 原位置計測結果は必ずしも信頼が置けるものではない. いずれにしても, 測定事例を増やした上で, 改めて検討する必要があろう.
(3)DSCA法を適用するには, 静水圧下の圧力-ひずみ線図が折れ曲り直線として表されることが前提条件になっている. 70%以上の試験結果について, 折れ曲り点に対応する圧力とかぶり圧の一致が認められた.
(4)圧力-ひずみ線図が折れ曲りを示さない測定例も若干あった. こういった場合にはDSCA法は適用できない.
(5)この折れ曲り点は, 圧力-ひずみ率の線図に描き直すとより明瞭になる. したがって, DSCA法における折れ曲り点の決定はこれに基づいて行うと, 正確度が増す.
(6)圧力-ひずみ率の線図は3つのパターンに分類することができる. これはDSCA法の適・不適を判断するうえで有用である.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村章: 北海道大学工学部研究報告. 136号. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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