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採掘の進行が周辺岩盤に及ぼす影響を監視するための測定器の開発に関する試験研究

研究課題

研究課題/領域番号 61850116
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関山口大学

研究代表者

荻野 正二  山口大, 工学部, 教授 (90035014)

研究分担者 佐野 修  山口大学, 工学部資源工学科, 助手 (20127765)
水田 義明  山口大学, 工学部資源工学科, 助教授 (20107733)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1986年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード岩盤応力 / フラットジャッキ / 油圧カプセル / 原位置測定
研究概要

金属鉱山での採掘の進行が周辺岩盤に及ぼす影響を監視するための測定器として、弓形フラットジャッキを用いる岩盤応力測定器およびボアホールに設置する、岩盤応力変化の測定のための油圧カプセルを開発し、岡山県柵原鉱山において原位置測定を行なった。
弓形フラットジャッキを用いる岩盤応力測定器は、坑道壁面に直径780mmのダイヤモンドホイールを用いるダイヤモンドカッターによって厚さ約5mm、最大深さ約300mmの弓形のスロットを掘削し、このスロットとほぼ同じ形、寸法の弓形フラットジャッキを挿入して、フラットジャッキが直接岩盤に接触した状態でスロットの両側の岩盤を加圧するものである。岩盤の変形はスロット中央部付近の変位を、スロットの両端付近に設置した2個の差動変圧器を用いいて求める方法により測定した。この弓形フラットジャッキによる測定を、先に実施した正方形フラットジャッキを削岩機により掘削したスロットにセメントモルタルを用いて埋設する方法と比べると、前者の方が精度が高い結果が得られることが認められた。
岩盤応力変化の測定のための油圧カプセルは、長方形の小型フラットジャッキを鋼製部品ではさんで、直径100mmのボアホール内に固定する型式のもので、岩盤応力の変化に伴って変化するフラットジャッキ内の油圧が圧力変換器を介してデジタルひずみ記録計で記録される。この油圧カプセル5個を柵原鉱山の21条鉱柱内の採掘切羽付近に設置して、昨年9月以来約6ヶ月にわたって採掘の進行に伴う周辺岩盤の応力変化を測定している。この鉱山で同時に用いられているセメントモルタルで埋設する方式の油圧カプセルは、モルタルのクリープや応力緩和の影響により油圧が減少する傾向があるが、このたび試作した油圧カプセルではこのような現象は認められず、硬岩中の岩盤応力変化の測定に適している。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Ogino: Proc.2nd Int.Symp.on Field Measurements in Geomechanics,Kobe. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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