研究課題/領域番号 |
61850155
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子物性・高分子材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡辺 啓 東京大学, 教養学部, 教授 (30012321)
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研究分担者 |
菊地 一雄 東京大学, 教養学部, 助手 (60012423)
鳥海 弥和 東京大学, 教養学部, 助手 (70180205)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1987
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研究課題ステータス |
完了 (1987年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | FTIR / 時間分解測定 / ATR二色性 / 高分子コンホメーション / 電場配向挙動 / 液晶 |
研究概要 |
パルス電場下における高分子の配向挙動とコンホメーション特性を解析する目的で、フーリエ変換分光法を用いた時間分解赤外二色性測定装置の関発に着手した。本測定法は,FTIR分光法,時間分解スペクトル解析法、および全反射吸収(ATR)セルを用いた赤外二色性測定という三つの技術の組み合わせよりなる。 初年度(昭和61年度)には、分光計本体およびATRセル等を購入し、装置の基本的な組み立てを完了させた。二色性測定、時間分解測定のそれぞれについては、配向高分子試料および低分子液晶を用いて独立に性能評価を行い、近々両者の同時測定に着手する予定である。ただし、時間分解測定のためには、外部電源のトリガリングやデータ再編集のための取り出し等、周辺機器との調整がなお残っており、現在必要な作業を行っているところである。また、試料加熱装置の製作に着手し、広範な温度域で測定ができるよう準備を進めている。 次年度には、完成させた測定装置を用いて、ポリペプチド、ポリヌクレオチド、および種々の合成高分子の配向挙動とコンホメーションの解析を行う。また、低分子のサーモトロピック液晶およびリオトロピック液晶についても、液晶構造とコンホメーションの対応や電場下での再配向挙動の解析を予定している。
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