研究課題/領域番号 |
61860019
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
能勢 幸雄 東京大学, 農学部, 名誉教授 (70011814)
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研究分担者 |
松下 克己 東京大学, 農学部, 助手 (00012039)
寺崎 誠 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (20111586)
二村 義八朗 東京大学, 農学部, 助教授 (60011897)
清水 誠 東京大学, 農学部, 教授 (00011883)
根本 敬久 東京大学, 海洋研究所, 教授 (00013558)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 航走採集器 / 連続採集器 / デプレッサー / 回転ピストンポンプ |
研究概要 |
昭和61年度においては、各種文献・参考資料の検討の上、各種航走連続卵・稚仔採集器を作成した。この採集器についてさらに改良を重ね、その結果を、昭和62年度日本水産学会秋期大会において「航走連続卵・稚仔採集器の試作」として発表した。その概要は、 (1)デプレッサの曳航テスト:東大海洋研淡青丸KT-87-3,KT-87-11次航海および白凰丸KH-87-4次航海において曳航テストを行なった結果、船速11kt,曳航ワイヤー30m長で傾角26度を達成し、安定して曳航された。 (2)揚水管の曳航テスト:昭和61年度において作製した合成ゴム製の流線形揚水管は、作製の途中に生じたネジレ・歪みのため進行方向に対して横向きの揚力が発生し、船速度約6ktまでで浮上してしまった。 昭和63年度においては、開発の中心を、連結型揚水管および無動力ポンプとしての回転ピストンポンプにおいた。これらの結果については、昭和63年度日本水産学会春季大会において「航走連続卵・稚仔採集器の試作」および昭和63年度日本プランクトン学会シンポジウム「〓・稚仔採集法」で口頭発表した。その概要は、 (1)回転ピストンポンプ:約6ktで海面上約50cmの高さに揚水が確認された。さらに、東大臨海実験所での曳航テストにより、海面上約30cmの高さに18l/mmの揚水を達成し、さらに改良を続けている。 (2)連結型揚水管:前年度までの貫通型およびバインダー型フェアリングならびに流線形揚水管の欠点を補うために、連結型揚水管を考察・試作した。東大海洋研・淡青丸KT-88-5次航海において曳航テストを行なったが、曳航ワイヤー保持金具の欠陥により、脱落してしまい、船速6KT-までで中止した。さらに、改良を検討中である。
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