| 研究課題/領域番号 |
61860025
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| 研究種目 |
試験研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
農業機械
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
山下 律也 京都大学, 農学部, 教授 (30026463)
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| 研究分担者 |
後藤 清和 京都大学, 農学部, 助手 (60026581)
加藤 宏郎 京都大学, 農学部, 助手 (70026566)
池田 義郎 (池田 善郎) 京都大学, 農学部, 助教授 (50026465)
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| 研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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| 研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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| 配分額 *注記 |
9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1986年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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| キーワード | 低温貯蔵 / 湿度制御 / ガス制御 / 穀物 / 青果物 / 米 / 熱貫流 / 温度調節 / 水分調節 / ガス置換 / 農産物貯蔵法 |
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| 研究概要 |
貯蔵農産物による外界の影響を受け品質が低下するので,生物物性に適するよう温度・湿度及びガス組成などの貯蔵環境を制御する必要がある。この研究で得られた研究成果の概要は次のようである。
1.穀物に対する低温化制御は夏場の外気温による貫流熱を除熱すべく、貯蔵容器外側に設けたビニールパイプにより通気と通水効果について検討した。通気除熱は時間がかかること、通気出入口間に温度差ができることに問題がある。通水除熱は水の容量が大きいため短時間で処理できること、水量が少なく、容器全体の温度がほぼ均一に保持できることなどの特性があるので、通水方式が効果的である。
2.貯蔵袋は気体透過度の極く小さいAl蒸着フィルムを使用し、容量1トン前後のフレキシブルコンテナーを試作した。米対象の耐用試験を行った結果、実用化の見通しが得られた。なお、荷扱いはパレット吊りベルト方式について実験したが、後者の片が省力的である。
3.貯蔵農産物が要求するガス環境は、呼吸式ガス置換式について理論と実験面から解明し、計算式を提示した。最適ガス環境は袋内及び置換ガス組成を検知し、呼吸操作条件を選定することによって得られる。また、袋内空気の調湿も同様な方法によって可能である。結露防止については、その発生条件を明らかにし、温度規制の方法で対処できる。
4.高水分の青果物貯蔵にたいしては多品目の環境条件に適応できることを前提に検討を加えた。温度・湿度・ガス組成の最適と思われる環境条件は品目によって著しく異なり、不明確な点が多く残されているので、研究成果を整備する必要がある。最適な環境条件が明らかになれば、前述の低温化法や呼吸式ガス置換法によって制御できる。以上実験的規模における結果であるが、高品化と低コスト化に対応する実用規模の研究を更に続ける必要がある。
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