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コンデンサ式X線発生装置を利用したエネルギー差分法システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 61870045
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関九州大学

研究代表者

西谷 弘  九大, 医学部, 助教授 (50117206)

研究分担者 吉田 煕宣  (株)東芝那須工場, 放射線技術部要素技術担当, 課長
山根 秀樹  九州大学, 医学部, 助手 (70182590)
川平 幸三郎  九州大学, 医学部, 助手 (10128374)
鬼塚 英雄  九州大学, 医学部, 助手 (90136440)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1986年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
キーワードエネルギー差分法 / デジタルX線診断法 / X線装置
研究概要

エネルギー差分法は、X線エネルギーの違いによって、生体内部でX線吸収係数が異なることを利用して、診断に必要な情報を強調し、障害陰影を消して表現するというものであるが、高速の高電圧変換技術に問題があり、臨床の場で使用するには、高価なX線発生装置が必須であり、実用的とは言えなかった。我々は、コンデンサー式X線発生装置が、その特性として、X線曝射と共に電圧が下降することに注目して、エネルギー差分法に使えるかどうか基礎的検討を進めて来たが、その結果曝射時間の短縮とフィルターの作成などを行えば十分に臨床使用に耐えるものが作成できる可能性がわかった。そこで、市販のコンデンサー式X線発生装置を、0.56秒以内に二回の高電圧(120kVp)と低電圧(70kVp)の曝射が可能なように改造し、かつ高速のフィルター変換をも自動的に行えるような装置を開発した。本装置をFuji Computed Radography(FCR)と組合わせることにより、エネルギー差分画像を得た。
本システムを用いて、喉頭領域疾患の診断能を従来からの喉頭高圧撮影と比較したところ、声門より下の部位の診断では、従来法よりも優れていることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西谷弘: 日本医学放射線学会雑誌. 47. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 川嶋明: 臨床放射線. 32. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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