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肝不全の診断と治療のための血中ケトン体比高感度連続自動分析装置の試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 61870051
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関京都大学

研究代表者

小澤 和恵  京大, 医学部, 教授 (00026858)

研究分担者 宇野 静夫  三和化学研究所(株), 研究員
上山 泰男  京都大学, 医学部, 講師 (90127069)
山岡 義生  京都大学, 医学部, 講師 (90089102)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1986年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
キーワード血中ケトン体比
研究概要

我々は血中ケトン体比(アセト酢酸13-ヒドロキシ酪酸)の測定が肝の病態とそれに伴う全身の代謝失調の経時的把握を可能にせしめ、さらに治療法の選択,予後の判定に必須不可欠の臨床検査であることを明確にしてきた。そして今回、その実用化を目標として測定キットの改良及びその簡易検査専用機の試作をした。
ヘパリン加血漿を過塩素酸で除蛋白した上清を過塩素酸イオンを除去することなしに補酵素を含有する緩衝液で一度に至適PHとし、高精製した3-ヒドロキシ酪酸脱水素酵素(比活性600/mg以上,共存リンゴ酸脱水素酵素活性0.3%以下)により酵素反応させる測定法を確立しキット化した。このキットは、除蛋白液,補酵素試薬とその溶解液(緩衝液)及び酵素試液からにり測定操作は除蛋白工程,検体ブランク測定工程,酵素反応工程の3工程と簡便である。性能面での従来問題とされていた測定時の吸光度ベースラインの変化は高精製した酵素の使用とPH緩衝能力のアップにより解消され、低濃度領域での再現性もCV値で約3%と飛躍的に向上し、さらには数μmol/lの濃度差も識別可能となった。従来法との相関はγ=0.98以上と良好であった。又同時に本測定キットに対応し、小型ながらインキュベータ,プリンタ,タイマーをも装備し、かつ反応容器兼セルの専用ペアーセルを使用することにより検体毎にアセト酢酸,3-ヒドロキシ酪酸濃度及びケトン体比を自動的に演算しプリントアウトできる半自動専用機を試作した。この専用機によれば従来の分光々度計法に比べ簡便迅速かつ精度良く(CV値で約1/2)ケトン体化を求めることができた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Shizuo Uno: Clinica Chimica Acta.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Akira Tanaka: Am.J.Med.Sci.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Tomohiko Tani: Am.J.Med.Sci. 29. 93-100 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshiro Taki: Res.Exp.Med.186. 179-183 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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