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生体切片等の^3H,^<14>Cの超高感度テレビカメラシステムによる短時間二次元定量法の

研究課題

研究課題/領域番号 61870096
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関静岡薬科大学

研究代表者

岡田 昌二  静岡薬大, 薬学部, 教授 (40046256)

研究分担者 大須賀 慎二  浜松ホトニクス株式会, 社研究部・(光電子物理学), 研究員
三輪 匡男  静岡薬科大学, 薬学部(生化学), 講師 (10046287)
松本 亮  静岡薬科大学, 薬学部(生化学), 教授 (70046241)
手塚 雅勝  静岡薬科大学, 薬学部(放射薬品学), 講師 (00046294)
五島 廉輔  静岡薬科大学, 薬学部(放射薬品学), 助教授 (70046275)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1986年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード超高感度テレビカメラシステム / 生体切片 / 微弱β線 / シンチレータ / イメージング装置 / 二次元定量
研究概要

本研究グループは超高感度テレビカメラを用いた放射性同位元素(RI)の二次元分布を検出するイメージング装置の開発に携わり、試作機ARGUS-100を完成させた。このシステムの基本的原理は、各種クロマトグラムおよび組織切片上に二次元に分布するRIから放出される放射線をシンチレータで光に変換し、レンズを介して、超高感度テレビカメラ上にその光学像を結像する。検出された光学像はコンピュータのメモリ内に記録され、最終的に試料上のRIの分布に対応した像を出力する。従って、検出したい放射線の種類に応じて、シンチレータを使いわける必要がある。【^3H】,【^(14)C】,【^(35)S】(低エネルギーβ線源)ではPPO,TPを主成分としたプラスチックシンチレータ、あるいは試料をPPO等の有機シンチレータで直接処理する、【^(32)P】,【^(125)I】(高エネルギーβ線源あるいは低エネルギーγ線源)では稀土類蛍光物質を主成分とした無機シンチレータが有効であることが判明した。本システムのRI検出感度はTLCの試料でPPOをシンチレータとし、2時間の露出で【^3H】では100dpm/【mm^2】,【^(14)C】では10dpm/【mm^2】,【^(32)p】では3dpm/【mm^2】であり、分解能は【^(14)C】では0.5mm,【^(32)P】では1mmでこれまで市販されているRI測定装置と比べ優れていた。さらに各種データ処理プログラムを開発し、RIの分布量を三次元あるいは擬似カラー表示等をも可能とした。しかしながら本装置では【^3H】または【^(14)C】標識化合物投与動物の全身切片中の微弱な放射能を短時間に検出するには、その性能がやや不充分であった。これは本装置の性能がレンズ集光方式のためその入光部の効率(0.1%以下)に依存しているためである。そこでより高感度,高分解能が期待される光ファイバー入力方式を開発して本装置の性能向上をはかり、上記動物全身切片上の放射能が検出可能な装置に改良するとともに試料処理技術の開発に取組む計画である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tsuyoshi Hayakawa: Photochem.Photobiol.43. 95-97 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Masao Miwa: Anal.Biochem.152. 391-395 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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