研究課題/領域番号 |
61870098
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医学一般
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
神野 耕太郎 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40025630)
|
研究分担者 |
廣田 秋彦 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (50156717)
小室 仁 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40195863)
酒井 哲郎 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40153845)
|
研究期間 (年度) |
1986 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
|
キーワード | 顕微分光 / 画像解析 / 光束分割 / 膜電位感受性色素 / 細胞機能 / 光測分割法 / 顕徴測定 / 光学的同時処理システム |
研究概要 |
大型顕微鏡の光束を二つに分割し、細胞動態について顕微分光測定と画像解析を同時におこなうための測定システムを作製した。 光学系は、大型顕微鏡の光束を二つに分割し、顕微分光用と画像解析用の二種類の受光素子を取付可能にした他、光源の強化および安定化、開口数の大きい対物レンズの使用などについて検討し、システムを設計した。 顕微分光システムは、5×5エレメントフォトダイオードアレイを受光素子とし、視野内の25の領域から光学的シグナルを同時に検出し、内16チャンネル分をAD変換し、コンピュータシステムにデータを取込んだ。取込まれたデータはコンピュ ータ制御により解析され、コンピュータグラフィックスによる表示をおこなうことが 可能となった。 画像解析システムは、低ノイズ型あるいは高感度型ビデオカメラを受光素子とし、画像をビデオ信号に変換し、コンピュータシステムとオンライン結合した画像処理装置に入力し、画像データのリアルタイム演算やデジタル的コントラスト強調をおこなうことにより、画像の解析とその結果のコンピュータグラフィックスによる表示をおこなうことができるようにした。 この測定システムの特徴として、顕微分光と画像解析の同時収集、処理の能力を活用し、膜電位感受性色素によって染色した心房標本の電気的興奮とそれに共役した筋収縮を顕微分光と画像解析の二つの光学的測定法により同時測定をおこない、その結果を解析し、コンピュータグラフィックス画面上に合成表示することに成功した。 各種プローブとデータ処理の組合せにより、本測定システムは、細胞生理学、細胞生物学の分野できわめて有効性が高いものであることが期待できる。
|