研究課題/領域番号 |
61870103
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医学一般
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
野瀬 善明 九州大学, 医学部, 教授 (20038920)
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研究分担者 |
守口 直 九州大学, 医学部, 医員
赤澤 宏平 九州大学, 医学部, 助手 (10175771)
MORIGUCHI Sunao Kyushu University,Faculty of Medicine, Resident
横田 将生 九州大学, 医学部, 講師 (50112313)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1987年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1986年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | プロトコール / トレンドグラフ / プロスペクティブ研究 / 治療効果判定 / 地域癌登録 / 予後因子 / 比例ハザードモデル / 胃癌 / 悪性リンパ腫 / 予後規定因子 / 治療効果 / フォローアップ / 癌登録 / 病歴データベース / 計画診療 / 診療支援 |
研究概要 |
1.プロトコール診療を支援するコンピュータシステム がん患者の病状や検査成績を自動的に監視し、予めがん専門医が設計したプロトコールどおりに治療を遂行するための診療支援システムを開発した。病歴データベースに集約化されている癌患者の病歴データを使って癌患者の治療経過を、各診療科に設置されているオンライン端末のカラーディスプレイに図示する。即ち、病勢を表す主要な検査値と制癌剤の使用量をトレンドグラフとして表示した。本システムの利用によりがん専門医はプロトコール診療の進捗状況と各フェイズにおける患者の病勢を一目で把握できる。 2.がん患者のフォローアップデータ管理システム 治療効果の有無や優劣を科学的評価に耐える形で判定するためにはプロスペクティブ研究が必須とされている。本システムはこのような治療効果判定の信頼性の向上に必要な「データの質的管理」を能率的に行える。平成元年1月現在でフォローアップ登録患者は、胃癌、白血病悪性リンパ腫、子宮頚癌、肝疾患合わせて2300症例である。 3.地域癌登録への届出票の自動作成 福岡県地域がん登録事業に協力して、がん患者の発生、病理診断、診断のための検査、治療法などの情報を病院が登録情報を使って自動的に届出ている。毎年約3000件のがん患者の届出を定期的に行っている。 4.予後因子と治療効果判定に関する多変量解析 フォローアップ登録患者のデータを使って、診断時または手術時からの生存予後に重大な影響を及ぼすことが示唆される予後因子の探索と治療効果判定とを比例ハザードモデルによる回帰分析により解析した。
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