研究課題/領域番号 |
61870112
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
半田 健次郎 (1988) 信州大学, 医学部, 助教授 (70020724)
草間 昌三 (1986-1987) 信州大学, 医学部, 教授 (70020708)
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研究分担者 |
福島 雅夫 信州大学, 医学部・附属病院, 助手 (30173339)
久保 恵嗣 信州大学医学部, 講師 (80143965)
小林 俊夫 信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (80020775)
酒井 秋男 信州大学, 医学部・附属心脈管研究施設, 助教授 (70020758)
上田 五雨 信州大学, 医学部・附属心脈管研究施設, 教授 (10020702)
FUKUSHIMA Masao Shinshu University School of Medicine, Assistant
半田 健次郎 信州大学, 医学部, 助教授 (70020724)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 組織血流 / 熱拡散 / 熱電対 / コンスタンタン / 電解式組織血流計 / 電解式組織血統計 / 血流計 |
研究概要 |
1)熱拡散式組織血流計の開発: 絶対値表示が可能で、しかも連続測定のできる組織血流計の開発の一環として、熱拡散の組織血流計の試作を行った。原理はヒーターおよび熱電対を組み合わせた微小センサーを作製し、そのヒーターによってセンサー先端を加熱しその温度変化から絶対値を求める方法である。その電極は銅、コンスタンタン熱電対(直径100μ)を2組はり合わせたセンサーと、別の1組の熱電対からなる。後者に低電流(320mA)を数秒間加え、約40℃温度を上昇させ、発生した熱の拡散を前記のセンサーで記録する。この際求められる熱拡散曲線から、熱拡散経過の半減期T1/2と実測値との間に強い相関が求められる。 2)熱拡散式組織血流計の生体応用: 本血流計を用いて、緬羊の脳血流量を測定し、電解式組織血流計で得られる結果との相関を検討した。体重25〜30kgの緬羊を用い、ペントバルビタール静麻後、気管内捶管を行い、陽圧換気でハローセンにより、麻酔下で実験を行った。頭蓋骨を除去し、直径2cmの穴をあけた。本装置のセンサーおよび電解式組織血流計のセンサーを表面より約1cmの深さまず刺しこみ、両者の相関を検討した。脳血流量は麻酔の深さと呼吸数によって変えられた。その結果両者に高い相関(γ=0.837、p<0.001)が認められた。 3)熱拡散式組織血流計の臨床応用の検討 試作した熱拡散式組織血流計を用いて、気管支鏡のサクションチャンネルを通して、気管支粘膜の組織血流の測定を試みた。その結果、粘膜を損傷しないで、センサーを刺入し、ある時間それを固定するために、センサーを小型化し、強度を増し、さらに、針電極の間隔をせばめる必要性が判明し、今後の改良の余地が認められた。
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