研究概要 |
運動時の身体機能を計測記録すると同じに, 計測データを実時間で処理しその結果を音声で運動者に知らせる装置, 及び計測データの長期継続的な管理とデータ解析を行なうシステムを開発した. そして運動時身体機能として心電図のPR間隔を計測・記録する機能と心拍数を運動中に音声表示する機能を搭載したシステムを開発した. 開発したシステムは身体に付帯して運動を行う携帯ユニットと, プログラム開発とデータ管理を行うパーソナルコンピュータPC9801VM2のシステム及び両者の間を接続するインタフェース(据置部分)からなっている. 携帯ユニットはPR間隔を計測・記録するMPU-1(63RO3R)及びリエル・タイム・クロック, 音声表示, リモコンスイッチを管理するMPU-2(μPD7811)を搭載している. MPU-1のソフト及び処理データは, メモリカード(128KB)に収録し, MPU-2のコントロール・ソフトはROMに収録されている. メモリカードの採用により携帯ユニットに搭載する機能, 対象とする具体機能を変更することがきわめて容易に出来る. メモリカードはパーソナル・コンピュータPC9801VM2のRAM領域に直接接続できるので, プログラム開発, 計測データのファイル他はきわめて容易である. PR間隔の計測は1msの時間分解能で実時間処理が可能なアルゴリズムを開発した. 計測データはPC9801でファイル化して保存する. 同時にデータのグラフィク表示, 統計解析も行えるようソフトを開発した.
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