研究課題/領域番号 |
61880025
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生体物性学
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
飯塚 哲太郎 理化学研究所, 生体物理化学研究室, 主任研究員 (30029475)
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研究分担者 |
城 宜嗣 (城 宣嗣) 理化学研究所, 生体物理化学研究室, 研究員 (70183051)
高橋 勝緒 理化学研究所, 生体物理化学研究室, 副主任研究員 (30087580)
島田 秀夫 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (80095611)
牧野 龍 慶応義塾大学, 医学部, 講師 (40101026)
TAKAHASHI Katsuo The Institute of Physical and Chemical Research
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
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キーワード | 時間分解EXAFS / レーザフォトリシス / ミオグロビン / ヘモグロビン / XANES / ペルオキシダーゼ / チトクロムP450 / 動的構造解析 / EXAFS / ヘム蛋白質 / フラッシュフォトリシス / 生体高分子の動的構造解析 / 放射光 / レーザーフォトリシス / ミオグロビンCO錯体 / 螢光X線 / X線吸収スペクトル;ヘモグロビン |
研究概要 |
高エネルギー物理学研究所放射光実験施設のマシンタイムを有効に利用して以下の研究を61-63年度にわたり実行した。 1.装置の試作・立ち上げ- (1)EXAFS装置(高エネルギー研現有)に接続する光学モニターシステムにつき、微弱光検出方式としてMCPD法を採用した。 (2)試料励起用レーザーフォトリシス装置から試料への光導入にはオプティカルファイバーを利用して好結果を得た。 (3)光学モニターとレーザーフォトリシス装置をEXAFS装置に接続し、各種制御用インターフェースに工夫を加えて全システムを完成した。 2.全システムの調整と性能チェック-装置の調整に必要な可逆的光化学系試料として、マッコウクジラミオグロビンを大量に精製した。 (1)ミオグロビン一酸化炭素複合体の光解離性を利用して上記システムをチェックした。 (2)同時に試料槽の光路長、励起光透過性高分子膜材料等も最適化した。 3.生体高分子の動的構造解析- (1)ミオグロビン、ヘモグロビンにつき光解離性を示す一酸化炭素化型複合体を中心に、酸素化型、シアン型など各種の複合体のEXAFS/XANESを精密に測定した。これら複合体の配位子結合角度と光解離性の間に一定の相関関係を見出した。 (2)ペルオキシダーゼの不安定中間体(複合体IIとIII)を急速混合・凍結などにより補足し、先述の光学モニターで純度(9.5%以上)を確認後、他の安定複合体と共に、EXAFS/XANESを精密測定した。これによりヘム鉄が感じる配位子場の対称性、複合体IIとIIIのヘム鉄実効価数、五配位-六配位の問題等を検討した。 (3)その他、緑膿菌チトクロムP450や化学修飾ミオグロビンについても多くの興味ある事実を見出した。 以上3年間にわたって、主として蛋白質の動的構造解析を目指して試験研究を行ない所期の目的を達成した。
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