研究分担者 |
笠松 久義 三洋電機(株), 情報システム事業本部情報機器事業部システム商品部システム2課, 課長
安藤 尚 三洋電機(株), 情報システム事業本部情報機器事業部通信商品部, 部長
後藤 忠彦 岐阜大学, 教育学部, 教授 (30021306)
三宮 真智子 鳴門教育大学, 学校教育研究センター, 助手 (90170828)
大隅 紀和 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90000083)
ANDO Shou Information System Division,SANYO Electric Co.,Ltd
KASAMATSU Hisayoshi Information System Division,SANYO Electric Co.,Ltd
新井 武 三洋電機(株), 電子機器事業本部・研究センター開発2部・ニューメディア2課, 主事
森本 護 三洋電機(株), 電子機器事業本部・研究センター開発2部・ニューメディア1課, 主事
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研究概要 |
本研究は, コンピュータに不慣れな教師でも簡単に教材が開発できるような環境を整えることと, 小中学生でも操作できるような新しいタイプの学習用パソコンを開発することを目的とした. 研究開発は, 大学側と企業側に分担し, 大学側では主としてソフトウェアの開発を行い, 企業側ではそれに応じてハードウェアの操作を行った. 2年間の継続研究により, 次のような成果が得られた. (1) 現在のパメコンに, 入出力機器やメモリ等を増設して, プロトタイプのハードウェア(試作1号)を構成した. (2)教材開発用の支援ソフトを開発し利用できるようにした. (3) 教材開発支援ソフト用の自学自習用テキストを開発した. これに基づいて, 鳴門教育大学の大学院に研修に来ている教職員を対象とした. 講習会を数回実施し, 支援ソフトウェアの改善, バージョンアップをはかった. (4) 上記の学習項目に基づいて, 特に, 小学校で教科にまたがって利用できるような汎用のソフトウェア, 小学校用の「お絵かきソフト」「子供用マルチプラン」を開発した. (5) これらのソフトを用いた実験授業を企画し, 実施した. また, 実践事例を分析して問題解決における学習場面での学習者の活動を追跡し, 問題点を明確にした. (6) 上記の成果から, 小学校でしかもグループに1台の割合で利用する場合のソフトウェアの機能およびハードウェアの機能が明らかになったので, これに基づいて, 試作2号を設計し, 開発した. これらをそれぞれ研究成果の一部は, すでに, 関連する学会や研究誌に報告した. また, 詳細は, 研究成果報告書にまとめた.
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