• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

癌の診断に有用なモノクローナル抗体の作成とその対応抗原の解析

研究課題

研究課題/領域番号 62010096
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関愛知県がんセンター

研究代表者

高橋 利忠  愛知県がんセンター研究所, 免疫学部, 部長 (00124529)

研究分担者 神奈木 玲児  京大, 医・臨床検査医学, 講師 (80161389)
葛西 正孝  予研, 細胞免疫, 研究所 (10142134)
益子 高  東北大薬, 衛生化学, 教務職員 (30157200)
今井 浩三  札幌医大, 第一内科, 講師 (60117603)
佐藤 昇志  札幌医大, 第一病理, 講師 (50158937)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1987年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
キーワードマウスモノクローナル抗体 / ヒトーマウスキメラ抗体 / 腫瘍関連状原 / 糖領抗原 / 血清診断 / 発癌遺伝子産物
研究概要

本研究班の第2年度の主たる研究成果は次の様である. 1)ヒト腫瘍に対するマウスモノクローナル抗体として高分子糖蛋白抗原を検出するMUSEー11抗体を得ており, 膵癌,胃癌患者血清中に各々60%,40%の陽性率で検出できた. 又癌患者尿を用いての診断をめざし抗体作製を試み, 膀胱癌,胃癌等の上皮性腫瘍患者尿に反応し 糖鎖抗原を検出する3種の抗体を得た. 2)癌関連の糖鎖抗原を有機合成し 抗体の作製を試みているが 中性糖脂質のみならずシアル酸含有の糖鎖に対する抗体作製も可能となった. 3)Haーras遺伝子トランスフォームラット細胞に発現する4種の表面抗原を検出する抗体を作製しているが このうち2種の抗原はナチュラルキラー(NK)細胞の標的分子である可能性を示した. 4)ras遺伝子産物に対する抗体を作製し胃癌,甲状腺癌等の免簍組織学的検索を試み その悪性度と本遺伝子発現にある程度の相関が見られることを示した. 5)表面抗原支配遺伝子の単離にめざしFTー1マウス白血病抗原を精製し, N端17個及びブロムシアン断片28個のアミノ酸配列を決定した. 又すでに単離したマウスTL抗原遺伝子を用い その発現の分子機構をトランスフェクション法及びトランスジェニックマウス作製により解析しているが 組織特異的発現には5側領域が重要であることを示した. 6)雑種細胞形成法により ヒトリンパ球抗原であるCD7,CDw26は各々第17,11染色体にマッピングされることを明らかにした. 7)ヒトリンパ性白血病関連抗原(oc10)を検出するヒトーマウスキメラ抗体の作製の成功しており 抗体のin vitro及びin vivo活性を確認している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Obata,Y.: Proc.Natl.Acad.Sci.,USA.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Akao,Y.: Somat.Cell Mol.Genet.13. 273-278 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Shigeta,K.: J.Biol.Chem.262. 1358-1362 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Sato,N.: J.Natl.Cancer Inst.78. 307-313 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Yokoyama,M.: Jpn.J.Cancer Res.(Gann). 78. 1251-1257 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hinoda,Y.: Jpn.J.Cancer Res.(Gann). 78. 607-613 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi