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HTLVーIの母児間伝達

研究課題

研究課題/領域番号 62015062
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関長崎大学

研究代表者

日野 茂男  長崎大学, 医学部, 助教授 (70012763)

研究分担者 宮本 勉  長崎大学, 医学部, 教授 (10004582)
石丸 忠之  長崎大学, 医学部, 助教授 (20039580)
土居 浩  長崎大学, 医学部附属病院, 医員
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1987年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
キーワードATL / HTLVーI / 母児感染 / 母乳感染 / 人工栄養
研究概要

ATLの原因ウイルスHTLVーIの母児間伝達の解明を目的として, 妊婦キャリアのスクリーニング,キャリアへの告知,任意による人工栄養,小児の追跡調査を行っている. 昭和62年度は8月より対象地域を長崎県全域に広げた.
昭和62年度に明らかとなったのは, 積極的に人工栄養を行った児では生後1年で0/47,2年で0/8例がキャリアとなり, (1)子宮内感染・同産期感染の頻度はあってにしてもまれであることが実証された. (2)母乳を与えなければ感染の頻度は極めて少なくなることが証明された.
昭和62年後半に開始した県下全域のスクリーニングでは, 母乳以外の感染の有無とその頻度を明らかにするのが目的である. 一方この問題が注目され県内医療レベルを同一水準に保つ必要性があった(患者則がスクリーニングを行ってくれる産婦人科医を選択しはじめた).
一方前年度の研究で判明した"抗原検出できる母親は感染源となりやすい"傾向を一歩進め, "抗体価の高い母親は感染源となりやすい"ことが判明した. この結果は検査感度限界付近の抗体価の低い母親を人工栄養グループに無理してとり込む必要がないことを示しており, スクリーニングの実施上有益であった. 現在のところ告知による重大問題は発生していない.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hino,S,Sugiyama H,Doi H,Ishimaru T,Yamabe T,Tsuji Y Miyamoto T: Lancet. ii. 158-159 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hino S,Doi H,Yashikuni H,Sugiyama H,Ishimaru T,Yamada T,Tsuji Y,Miyamoto T: Jpn J Cancer Res(Gann). 78. 1156-1158 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 日野茂男: 科学. 57. 800-805 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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