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AIDSウイルスと成人T細胞白血病ウイルスの分子系統学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62015089
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

五條堀 孝  国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助手 (50162136)

研究分担者 林田 秀宜  国立遺伝学研究所, 遺伝情報センター, 助手 (10198872)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードAIDSウイルス / HIV / SIV / 分子進化 / HILVーI / BLV / 系統樹
研究概要

1.合計20種のヒトAIDSウイルス(HIV)とサルAIDSウイルス(SIV)において, 末端反複配列(LTR)の塩基配列を比較して分子系統樹を作成した結果, これらのウイルスが「HIVー1グループ」と「HIVー2グループ」に大きく分かれることがわかった. 特に, アカゲザルのSIVーMACと西アフリカのHIVー2は, HIVー2グループのなかでも非常に短かい分岐時間を有することが明らかになった.
2.HIVのレトロウイルス科における進化的位置を採るため,次のことを行なった. 一般に, レトロウイルス科は, オンコウイルス, レンチウイルス, スプマウイルスの3つの亜科に分類される. それぞれの亜科から,代表的ウイルス18種を選んでpal領域のエンドヌクレアーゼ部分のアミノ酸配列を比較して分子系統樹を作成した. その結果, レンチウイルス亜科のレトロウイルス科内での進化的位置が明らかになったと同時に, HIVがレンチウイルス亜科に属することが確認された.
3.HTLVー1関連ウイルスの分子系統学的関係を調べるために, HTLVーI,HTLVーI6,HTLVーII,ブタオザルの白血病のウイルスPTーSTLV,BLVーJap,そしてBLVーBelのpx領域の塩基配列を比較して,分子系統樹を作成した. その結果,BLVと(HTLVーI/II,PTーSTLV)がまず分岐して, 後にHTLV-IIと(HTLV-I,PTーSTLV)が分岐したことがわかった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Gojobori.T.,and S.Yokoyama: J.Mol.Evol.26. 148-156 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Gojobori.T.,E.N.Moriyama and S.Yokoyama: Jpn.J.Genet.62. 163-177 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Yokoyama.S.,and T.Gojobori: J.Mol.Evol.24. 330-336 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Yokoyama,S.,E.N.Moriyama and T.Gojobori: Proc.Jap.Acad.Sci.63(B). 147-150 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Bando.H.,J.Kusuda T.Gojobori,T.Maruyama,and S.Kawase: J.Virology. 61. 553-560 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Yokoyama,S.,L.Chung,and T.Gojobori: Mol.Biol.Evol.(1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 五條堀孝,石和貞男: "放送大学教科書:「集団遺伝学〜遺伝子はどのように進化するか〜」" 放送大学教育振興会/日本放送出版協会, (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 五條堀孝: "『統計学辞典』新版,「遺伝学」" 東洋経済新報社, (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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