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河川による閉鎖性水域に対する汚濁負荷流出の評価

研究課題

研究課題/領域番号 62030014
研究種目

環境科学特別研究

配分区分補助金
研究機関滋賀県立短期大学

研究代表者

国松 孝男  滋賀県立短期大学, 農業部, 助教授 (10074064)

研究分担者 浮田 正夫  山口大学, 工学部, 助教授 (60035061)
海老瀬 潜一  国立公害研究所, 水質土壌環境部, 室長 (80026260)
安部 喜也  国立公害研究所, 計測技術部, 室長 (20101040)
丸山 利輔  京都大学, 農学部, 教授 (90026451)
村岡 浩爾  国立公害研究所, 水質土壌環境部, 部長 (90029017)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1987年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
キーワード河川 / 栄養塩 / 汚濁負荷 / 特定発生源 / 降水 / 山林 / 農地 / 市街地 / 推積負荷 / 非特定発生源 / 流達率 / 負荷流出モデル
研究概要

1)大気降下物 霞ヶ浦流域(筑波学園都市)で実測した結果, TIN・TPの降下量は, それぞれ1,030, 31.8kg/km^2年であり, その変動特性を明らかにした. 全国的にはそれぞれ40〜50, 1,000〜1,200kg/km^2/yを中心に分布していた.
2)山林 溶存物質の濃度は一般に水量増加時には低下したが, 低減時にはSi・Cl・Naは元のレベルに戻ったが, 植物の多量要素であるNO_3-N・K・Ca・Mgは降雨前のレベルより高くなる傾向が認められた.
3)農耕地 原単位法・流達モデルから推定したCOD・TN・TPの流出負荷量は, 谷津田ではそれぞれ360, 23, 8.1kg/ha/y, 平地水田では138, 52, 7.8Kg/ha/yであった. 浸透水量の大きい純水田地区の調査では, 作付期間のみでTN・TPそれぞれ20, 3.1kg/ha/yが流出した.
4)市街地 約120mの道路区間(幅員4.5m, 13個)の雨水マスの堆積物と残留水による負荷量を測定した結果, BOD 0.2, COD 0.8, SS 9.5, TN 0.07, TP 0.01kgであった. 雨水マスから流出する汚濁負荷量をシミュレートするモデル式を作成した.
5)河床堆積物 約50地点の平均値は冬期でCOD 120, TN 19, TP 4.5g/m^2で, 1km当たり排出負荷の1〜2日分に相当した. 抽水植物の堆積量はCOD 1,800, TN 34, TP 5.6g/m^2で, 1kmあたり晴天時流出負荷のそれぞれ280, 39, 39日分に相当した.
6)汚濁物質の河川流出モデル 原単位と実測データあるいは全国レベルの流域情報から流達負荷量を推定する(1)流域一括流達モデル, (2)原単位・流達率連結モデル, (3)土地利用別複合流出モデル, (4)水質・流出予測モデルを構築した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 平田 健正,村岡 浩爾: 第31回水理講演会論文集. 31. 59-64 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 平田 健正,村岡 浩爾: 第32回水理講演会論文集. 32. 49-54 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 和田 安彦,三浦 浩之: 土木学会論文集. 381. 199-205 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 中西 弘,浮田 正夫: 水資源研究センター研究報告. 7. 79-92 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 國松 孝男,菅原 正孝編著: 技報堂. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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