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パプアニューギニアの火成鉱床と関連火成活動

研究課題

研究課題/領域番号 62041070
研究種目

海外学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関鹿児島大学

研究代表者

根建 心具  鹿大, 教養, 教授 (10107849)

研究分担者 S Malagun  UPNG, 理, 講師
W Manser  パプアニューギニア大学(以下UPNG), 理, 助教授
東 正治  高知大, 理, 助教授 (90036583)
田口 幸洋  九大, 機能物質研, 助手 (00108771)
志賀 美英  鹿大, 教養, 助教授 (50154191)
山本 温彦  鹿大, 理, 助手 (00041236)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1987年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
研究概要

パプアニューギニアはオーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突する場所に位置し,大陸卓状地から大陸縁辺造山帯,島孤地域にかけ第三紀から第四紀にかけての火成岩が貫入している. 火成岩体の周辺には斑岩銅鉱床をはじめ種々の鉱床が胚胎している. 本研究ではこれらの鉱床と関連火成活動を調査し,地球化学的な特徴を明らかにすると共に,鉱床が火成活動と成因的にどのように関係しているかを検討する.
大陸卓状地から大陸縁辺造山帯にかけて胚胎するポーゲラ, フリエダ, ワウの3鉱床地域, それに島弧地域のワイルドドッグのパングナの各鉱床地区の地質調査を行った. またマウントハーゲンからラエ,ホスキンスからラバウルでは火成岩を調査した. 帰国後,採集試料の整理を行った後, 顕微鏡観察とそれにもとずく地質図の再検討を行った.
フリエダ鉱床地域は閃縁岩類の周辺部に累帯構造をとりながらスカルン,斑岩銅,浅熱水性鉱脈,浅性鉱染型の各鉱床が分布し,一連の火成活動でできあがったことが地質調査の結果明らかになった. 現在地球化学的手法, 同位体の測定を行っており, さらに研究を進めている.
パングナ鉱床については, 岩石磁気学的方法で火成活動史と鉱化作用の時期を確認し, 1983年に公表した結果をさらに補強した. また放射性同位体の測定を行い, この火成活動が3.4m.y.から1.7m.y.にわたって続いたとの結果を得た. また, 火成岩のハロゲン元素をイオンメーターを用いて測定し, 以前の研究で得られた造岩鉱物の化学組成との比較を行った. これらのうちの一部は昭和63年5月のオーストラリアでの国際会議で報告する.
一方, 各鉱床地区の火成岩の化学分析は数10個について進められ, 現在のところ環太平洋地域の中で極めて特徴的であることがわかってきている. この結果は昭和63年7月の鹿児島での火山国際会議で報告する.
しかし現在まで室内実験はまだ断片的であり, 明確な結論が得られていない. 次年度, 地球化学, 年代学, 地球物理学, 鉱床学に関するデータを得る予定である.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鹿児島大学南科研センター報告. No.40. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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