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中国におけるハツカネズミ種およびイネ科作物の遺伝的分化に関する日中共同学術調査

研究課題

研究課題/領域番号 62041142
研究種目

海外学術研究

配分区分補助金

研究代表者

森脇 和郎  国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究部門, 教授 (50000229)

研究分担者 易 豪雄  江西大学, 生物系, 副教授
邵 啓全  中国科学院遺伝研究所, 教授
陳 友臣  中国科学院遺伝研究所, 主任
汪 松  中国科学院動物研究所, 部長
宮下 信泉  遺伝研, 遺伝実験生物保存研究センター, 助手 (10190779)
佐野 芳雄  遺伝研, 遺伝実験生物保存研究センター, 助教授 (70109528)
井山 審也  遺伝研, 遺伝実験生物保存研究センター, 助教授 (00000232)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
研究概要

1)ハツカネズミ種の遺伝変異と分布に関する調査と, 関係機関における研究連絡. 2)イネ科作物および野生イネの遺伝変異と分布に関する調査と, 関係研究機関における研究連絡.
我々のこれまでの研究の結果, 世界に分布するハツカネズミ種は遺伝的な分化という観点から見るとおおよそ4つの亜種に分けられることがわかった. しかし, 中国大陸における亜種の分布については遺伝学的な観点からの調査が少ない. 今回の調査では西北地域の亜種を中心に分析を行った. 蘭州地域から採集した個体の毛色は中国の中央部, 東部地域と同じ野生色であったが, 西寧地域の個体の毛色は淡茶色で, パキスタン・アフガニスタン地域に分布するbactrianbus亜種に近い. しかし, 染色体CバンドやミトコンドリアDNA,リボソームDNAのRFLPのデータから見ると, 西北地域の亜種は一様にmusculusであるように見える. また, 蘭州地域の野生集団には従来のP型と電気泳動的に移動度の異なるヘモグロビンβ鎖の変異が観察されたが, その分布はより西方の嘉峪関にまで及んでいるらしい. 揚子江の南北で亜種分化がどのように起こっているかはつぎの研究課題である.
野生イネの遺伝変異と系統発生の研究は, 中国の材料が空白であったが, 今回中国科学院遺伝研究所および江西大学生物系との共同研究により, 中国における最北の自生地の東郷野生イネの材料についてDNAの抽出を行い, その試料について分析を行うことが可能になった. また, 中国科学院華南植物研究所とは, イネの培養細胞系の遺伝変異に関する分子遺伝学的解析を目的とした共同研究をすることについて合意に達した.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Molecular Biol.Evol.3(2). 126-137 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Biochemical Genetics. 25. 239-251 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "Wild Mouse in Immunology" SpringerーVerlag, 55-61 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "Wild Mouse in Immunology" SpringerーVerlag, 62-67 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "Animal Models:Assessing the Scope of their Use in Biomedical Research" Alan R.Liss, 53-72 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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