研究分担者 |
HERATH H M W ペラデニヤ大学, 農業生物学科(スリランカ), 教授
大久保 敬 九州大学, 農学部, 助手 (80150506)
正山 征洋 九州大学, 薬学部, 助教授 (70037604)
藤枝 國光 九州大学, 農学部, 教授 (20038318)
松本 重男 九州大学, 農学部, 教授 (50108677)
H.M.W. Herath Faculty of Agricultural Biology,University of Peradeniya,Sri Lanka
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研究概要 |
タイ各地より198系統, スリランカ各地より48系統のシカクマメ種子の導入に成功した. スリランカより導入した系統のうち, 12系統を除いたすべてを栽培試験に供した. まず, 全種子中より, 種皮が容易に水に溶ける, 加工の適した系統(SLSー84)および種皮色がダイズによく似た淡黄色で, 今後の育種としての利用が考えられる系統, 4系統(TISー141,-145,-148および-172)を選抜した. 次に, ほとんどすべての系統が開花・結実に短日性をしめしたが, 41系統は露地で開花・結実したため, これらを選抜した. なかでもTISー240は夏の高温長日下における着莱数が多かったのみならず, 全系統中最も強い耐寒性をしめし, 今後の育種素材としての利用価値が認められた. 現在, これらの優良系統と九大園芸学教室で育成した日長不感応系統および矮性系統との交雑育種試験を実施中である.
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