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バシー海峡の先史文化

研究課題

研究課題/領域番号 62043061
研究種目

海外学術研究

配分区分補助金
応募区分調査総括
研究機関熊本大学

研究代表者

白木原 和美  熊本大学, 文学部, 教授 (60089141)

研究分担者 馬原 和広  杉森女子高等学校, 教諭 (00168741)
木下 尚子  梅光女学院大学, 講師 (70169910)
酒井 龍一  奈良大学, 文学部, 助教授 (00153859)
青柳 洋治  上智大学, 外國語学部, 助教授 (60146800)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードBatan島・Subtang島のSurvey / 遺跡多数発見 / Diojo Point Site / スペイン進入直前, 小規模成塞成立 / Sunget Site / 2420±350B.P. / Tayid Site / 1920±150〜2290±200B.P. / Batan島Ivana / 現地人土器製作実演 / 450 B
研究概要

第4号台風がバシー海峡上空に長期間停滞して航空機運行不能(船舶はもともと途絶状態の島である), ために実質調査期間一週間程度と云う不運に見まわれたが, 調査隊員一同奮勵し, 下記の成果を得た.
(1)Batan島・Sabtang島のSurveyの結果, 多数の遺跡を発見してその位置・状態等を記録し, 将来の研究の基礎を作ることができた.
(2)Diojo Point Siteの調査の結果, その構造からこれが岬の先端部を利用した城塞此であることを明らかにし, さらに出土土器の熱ルミネッセンス法による分析の結果約400年前のものであることを確定させ, スペイン勢力浸入直前の社会発展の状況の推察にひとつの根拠を与えることができた.
(3)Sunget Siteの小発掘調査により, 土器の良質なサンプルを入手し, 上記の年代決定法により, それが2420±350B.P.のものであることを確定させた.
(4)Tayid Siteについては, これが銅器製作に関連する可能性を追求したがその証査は検出できなかったが, 土器のサンプルを得, 1920±150〜2290±200B.P.との分析の結果を得た.
(5)Batan島Ivana集落において現地人に土器整作を実演させ, 粘土の採取から焼成に至るまでの一貫した作業を記録にとどめることができた.
以上がその主なものであるが, 特に(2)(3)(4)の各遺跡について絶対年代の推定値を得たことは今後の研究のよい足がかりをなすものである. この他各遺跡の各形式の土器毎に詳細な胎土分析の結果を残すことができた.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shirakihara,Kazumi: "ARCHAEOLOGICAL SURVEY OF BATAN ISLANDS" Faculty of Latters,Kumamoto University, 183 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shirakigara,Kazumi: Faculty of Letters,Kumamoto University. Archaeological Survey of Batan Islands, 183 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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