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磁気熱絶縁型慣性核融合のfeasibilityの研究

研究課題

研究課題/領域番号 62050036
研究種目

核融合特別研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

西原 功修  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (40107131)

研究分担者 近藤 義臣  群馬大学, 工学短期大学部, 教授 (10008518)
佐藤 哲也  広島大学, 核融合理論研究センター, 教授 (80025395)
中井 貞雄  大阪大学, 工学部, 教授 (10029019)
大道 博行  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助手 (70144532)
三間 圀興  大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30033921)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1987年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード核融合 / レーザー生成プラズマ / 高ベータプラズマ / 自己生成磁場 / 核燃焼の点火条件
研究概要

20名程度の参加者による研究会と研究作業会を3回開催し討論と検討を行った. また, シミュレーション,モデリング,実験の打ち合せ, データの検討を個々のグリープで行った. 今年度の主な成果は次のようである.
1.エネルギー注入と磁場生成機構. レーザー生成プラズマでの自己生成機場をいろいろな配置で計測を行い, 直接的な計測では500kGauss中の磁場を確認した. また, 磁場の方向等も計測し, レーザー生成高エネルギー電子による生成機構の解析を行った.
2.force free 磁場生成過程とプラズマモデリングの高ベータ(β>1)のプラズマモデリングについて幾くつかの検討を行った. しかし, 実験のプログラム作成等は残された課題である.
3.エネルギー及び粒子閉じ込めと点火条件の今年度の研究の中心であり, 実験,シミュレーションの著しい進展をみた. 実験では, 重水素を含むプラスチックシェルを金のシェルにコートし, 熱核反応中性子を観測した. その結果, 中性子発生の持続時間が約5nsより短いが同じ程度であった. 正確な評価は今後の実験に待たなければならないが, 燃焼時間が5nsとすると通常の慣性核融合ではせいぜい300psであるから, 非常に長い閉じ込め時間である. これらのことは, 温度2KeVの高温プラズマでnτ【greater than or similar】×10^<12> scm^<-3>の達成を示唆するものである. 計算機シミュレーションでは, 核燃焼の点火に必要な条件を調べた. 特にMICFの特徴である, 温度Tと半径と密度の平方根の積a√<n>依存性を明きらかにし, また, 点火に必要なドライバーのエネルギーを定量的に評価した. さらに, 燃料からのX線輻射が, 金属シェル内面のアブレーションを引き起こし, プラズマの膨張損失を抑制することにより, エネルギーのリサイクリングが生じることを明きらかにした. これらの成果はIAEAで発表される予定.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Daido: Appl.Phys.Lett.26. 2195-2197 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] A.Hasegawa: Nucl.Fusion. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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