研究分担者 |
篠原 俊二郎 , 理学部・物理学教室, 助手 (10134446)
長山 好夫 , 理学部・物理学教室, 助手 (10126138)
遠山 濶志 , 理学部・物理学教室, 助教授 (50023718)
吉田 善章 工学部, 原子力工学科, 助教授 (80182765)
井上 信幸 工学部, 原子力工学科, 教授 (60023719)
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研究概要 |
東京大学に設置されている逆転磁場ピンチ(RFP)実験装置REPUTEー1を用いて, 不整磁場の補正(トロイダル磁場のリツプル補正, シエル・ギャップ, ポート孔による誤差磁場補正), 垂直磁場平衝制御の改善を行うことにより, プラズマ・パラメーター, 開じ込め特性, MHD安定性, 異常電気抵抗への効果を研究し, RFP装置に必要な磁場精度, 薄肉シェルと平衝制御の最適関係を調べることを目標にしている. 本研究においてはREPUTEー1におけるRFP運転条件の最適化, 緩和現象の動的過程の研究を行なっているが 実に トロイダル磁場リップルの補正が放電特性に及ぼす影響に関する予備実験を行い, プラズマ・ループ電圧の減小を観測した. また垂直磁場にながれる電流が, 変流器の1次電流に比例するような回路系の試作を行ない, プラズマ電流に近似的に比例するようにし, トーラス・プラズマ平衝の改善を試みた. これらの結果に基づき, トロイダル磁場リツプル補正コイルの設計, 製作, 設置, 垂直磁場コイルによる平衝条件改善のための回路の設計, 製作, 設置, 補正コイル電流のためのコンデンサー電源の設置を完了した. また一方 真空放電管ポート孔によるライナー電流の乱れによる不整磁場の評価 および その減少対策を行なッた. これらの準備がようやくととのってきたので, これから本格的な実験を行ない, 不整磁場補正, 垂直磁場平衝制御の改善が プラズマ・パラメーター, 閉じ込め特性, MHD安定性 等に及ぼす影響を調べる予定である
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