研究課題/領域番号 |
62065002
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 英彦 東京大学, 工学部, 教授 (60011102)
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研究分担者 |
喜連川 優 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40161509)
相田 仁 東京大学, 工学部, 講師 (00175712)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
205,000千円 (直接経費: 205,000千円)
1990年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
1989年度: 42,000千円 (直接経費: 42,000千円)
1988年度: 78,000千円 (直接経費: 78,000千円)
1987年度: 60,000千円 (直接経費: 60,000千円)
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キーワード | 知識処理 / 並列処理 / 記号処理 / 推論マシン / 論理型言語 / 知識ベ-ス / デ-タベ-スマシン / 関係デ-タベ-ス / 相互結合網 / 多次元クラスタリング / 同時実行制御 / 論理型プログラミング / 並列デバッガ / 並列ガーベジコレクション / 同時実行制御アルゴリズム / 関係データベース処理 / 関係データベース / データべースマシン / 知識ベース / 理論型プロケラミング / データベースマシン / 知識ベースマシン |
研究概要 |
本研究では、知識処理を高速に行なう並列推論サブシステムと、大量の知識情報を効率良く管理する知識管理サブシステムという、大規模知識処理システムのプロトタイプの開発研究を行なった。並列推論サブシステムのプロトタイプとして並列記号処理計算機PIE64を開発した。PIE64は64台の推論ユニットと呼ばれる要素プロセッサが2系統の自動負荷分散機構付き相互結合網で結合されたものであり、推論ユニット上では3種類のプロセッサが、計算・通信・管理を「分散協調処理モデル」に基づいて協調処理する。一部LSIの設計を残すものの、推論ユニットボ-ドと相互結合網の作製、動作確認、基本性能の評価を通じて、高性能な並列記号処理ハ-ドウェアの実現性を示せ、様々な知見を得ることができた。更に、PIE64上での並列記号処理の管理方式として「プロファイリングに基づく負荷分散」と「分散メモリ上でのジェネレ-ションスキャベンジングGC」という新しい方式を開発した。並列記号処理向きプログラミング言語として並列論理型言語flengを新たに設計した。flengのプロトタイプ処理系の開発、高機能な並列プログラムデバッガの研究、知識処理応用プログラムの研究などを行ない、高並列記号処理のためのソフトウェア技術に関し様々な知見を得た。知識ベ-ス管理サブシステムに関しては、従来より研究を進めてきた「機能ディスクシステム」なる高機能二次記憶ア-キテクチャに関し詳細な性能評価を行ない有効性を明確化し、得られた知見を元に共有メモリマルマルチプロセッサを1クラスタとして4クラスタから構成される知識ベ-ス管理サブシステムプロトタイプを構築し高速性を確認した。また、新しい動的並列ハッシュ結合方式を考案した。新しい多次元クラスタリング結合演算方式の提案実装評価を行なうと共に複数クラスタの同時実行のための並列制御アルゴリズムを開発し有効性を確認した。
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