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日本語の名詞句の指示性に関する研究と定・不定推定システムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 62110008
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪女子大学

研究代表者

金水 敏  大阪女子大学, 学芸学部, 講師 (70153260)

研究分担者 木村 英樹  神戸大学, 教養部, 助教授 (20153207)
仁田 義雄  大阪女子大学, 学芸学部, 助教授
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード指示詞 / コソア / メンタル・スペース / 対話 / 語り物
研究概要

1.シナリオ, 概説書を対象とし, 計算機データを作成, 指示詞を中心とする用例の抽出・整理を行った.
2.1.から得られた情報を基に検討した結果, 以下のようなことを明らかにした.
(1)Gフオコニエの「メンタル・スペース」理論を日本語に適用することの有効性を確かめた.
(2)そのためには, フオコニエの理論に話し手・聞き手のモデルを組み込むことが必要であることを確認し, その方式を決定した.
(3)以上の枠組から対話における名詞句の使用を見た場合,
a.聞き手の知識に対象が存在するか否かによって名詞句の用法が大幅に制限されること
b.その制限のあり方は, 英語・朝鮮語等と比較した場合, かなり違いが見られる所から, 言語差が存在すること
等が明らかになった.
(4)(3)は主として対話における制約であったが, 相手が不特定である「語り物」的文脈では, いくつかの制約が抑制されることを確認した.
3.以上の成果を基に, 別記の論文をまとめ, 発表した外, 研究成果報告として論文集を作成した.
4.次年度には
(1)理論の一層の精緻化
(2)諸外国語等との詳細な比較
(3)文表現全体との関連
等について明らかにして行きたい.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 金水 敏: 女子大文学(国文編). 39. 1-40 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 金水 敏: 談話・意味・語用論. 41-52 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 木村英樹: 月刊『言語』. 16-8. 84-90 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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