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π中間子による原子核の内部構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 62112003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

本間 三郎  東京大学, 原子核研究所, 教授 (10004326)

研究分担者 加藤 静吾  山形大学, 教養部, 助教授 (70013422)
吉川 宣治  東北大学, 原子核研究所, 助手 (20013419)
永江 知文  東京大学, 原子核研究所, 助手 (50198298)
橋本 治  東京大学, 原子核研究所, 助教授 (50092292)
柴田 徳思  東京大学, 原子核研究所, 教授 (80028224)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1987年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
キーワード原子核構造 / ハイパー核 / (π・K)反応 / 高速ドリフトチェンバー
研究概要

本研究の目的はGeV領域のπ中間子をプローブとして原子核の内部構造を解明することにある. 特に, 核内の核子・核子及びハイペロン・核子の相互作用を調べクォークの自由度が果す役割を明らかにする. このため, 本研究では高エネルギー物理学研究所12GeV陽子シンクロトロンにGeV領域のスペクトロメーターを建設し, シンクロトロンから引き出されたπ中間子ビームを原子核にあてて生成されるK中間子を検出し, そのスペクトルからハイパー核の研究を行なう.
本年度は, (π, K)反応によりつくられるK中間子を測定するための磁気スペクトロメーターの建設及びビームを用いた本格的実験を行なった. 本研究で製作された高速ドリフトチェンバー系は, 毎秒107コのビームの測定が可能という性能をもつ世界に類のないものであり, これをスペクトロメーターに設置した. さらに電子, パイ中間子, ケイ中間子, 陽子等を分離識別するための装置及び各種トリガー検出器の製作を行なった. また, 高速にデータを処理するためのエレクトロニクス系の製作及びビームテストを行なった. これらを総合して(π, K)反応による第1段階の実験を開始しデータの収集を行なった. 実験データは現在解析中であるが, すでに炭素原子核については, ハイパー核生成を示すピークを運動量スペクトルにおいて観測している. 炭素より重い原子核についても, いくつかの原子核についてピークの存在があきらかになっている. これらデータ解析と並行して理論的意味づけと, 第2段階の実験の準備を始めている.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 橋本 治,福田共和,千葉順成: "IGeV領域のスペクトロメーターの建設と物理" 東京大学原子核研究所中間エネルギー物理研究部, 167 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田徳思,福田共和,橋本 治,千葉順成: "Superconducting Kaon Spectrometer (INS-SKS)を用いた物理についてのワークショップ" 東京大学原子核研究所中間エネルギー物理研究部, 160 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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