研究分担者 |
持田 邦夫 学習院大学, 理学部, 教授 (20118772)
永井 洋一郎 群馬大学, 工学部, 教授 (50008413)
伊藤 嘉彦 京都大学, 工学部, 教授 (40026018)
伊藤 健児 豊橋技術科学大学, 教授 (60023149)
安藤 亘 筑波大学, 化学系, 教授 (30008429)
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研究概要 |
本研究班では, 有機ケイ素化合物や, 有機金属化合物の合成と反応の研究を通じて, 新規機能性物質開発を目指した研究を行った. 本年は研究計画において, 2年目に当たる. 昨年に引続き, 高歪み有機ケイ素化合物ならびに, 高度にシグマーパイ共役の発達した化合物の物性を調査し, 特に, 光および熱的応答性を研究した(櫻井). 有機ケイ素化合物のプラズマ分解による, 非晶質Si-C薄膜の形成, および有機金属化合物の熱分解による化合物半導体薄膜の結晶成長における基礎過程について研究した(柊本). 高歪み環状ポリシランのハロゲン化物を還元的に縮合して連結および縮合ポリシランを合成し, 一次物性を調査した. 特にラダー型ポリシランの合成に成功しその物性を研究した. (永井). ケトンおよびチオケトンとシリレンおよびゲルミレンの反応によるシラオキシプロパン, チアシラシクロプロパン, チアゲルマシクロプロパンの生成と物性を検討した(安藤). 5配位および6配位ケイ素化合物の合成を目指した新反応の開発と, 炭素-ケイ素2重結合を有する有機ケイ素化合物の研究を行った(伊藤嘉彦). タングステンフィラメント方でゲルマニウム原子を蒸発させ, 有機ハロゲン化物等との反応を行い, また, 反応中間体の検出同定をクライオスタット等で行った(持田). 有機ケイ素, ゲルマニウム, スズ化合物を合成し, 多様な酸化-還元系における電子移動を研究した(伊藤健児).
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