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データベースに対する擬自然言語インタフェースの研究

研究課題

研究課題/領域番号 62210011
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

上林 弥彦  九州大学, 工学部, 教授 (00026311)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードデータベース / 利用者インタフェース / 自然言語インタフェース
研究概要

自然言語処理の持つ解決の困難な問題を避け, 自然言語の持つ利点を生かせるような利用者インタフェースを開発するため, システムの側で簡単な方法により生成した擬自然言語表現を用いてデータベース利用を支援する手法について検討した.
1.各関係を構成する属性集合を, 1文で表せるような意味的なまとまりに分けて, これを対象と呼ぶとき, 対象を表す自然言語表現の断片を用いて関係データベースに対する選択・射影・結合質問の意味を表す擬自然言語表現を生成するアルゴリズムを得た.
2.上記の対象と超グラフにおける超枝との対応から, 擬自然言語(あるいは自然言語)で無理なく記述できる質問が, Berge非巡回の性質を持つ超グラフに対応することを示した. また, そうでない質問に対しても, あいまいさを生じにくい擬自然言語表現を生成する手法を求めた.
3.関係データベースの標準言語となりつつあるSQLで記述された質問をわかりやすい擬自然言語表現に変換するための前処理として, 複雑な構造のSQL質問を, 変換の容易な入れ子形式に変形するアルゴリズムを得た.
4.擬自然言語表現上の単純な操作によって関係データベース質問を作成するための基本的な検討を行い, 文に対する副節の挿入/削除などの簡単な操作で選択・射影・結合質問を作成できることを示した.
5.擬自然言語上の操作による質問作成法を拡張した場合, 生成されるSQL質問がそのままでは効率的な処理の困難な集合質問となる可能性があるため, SQLの集合質問を効率的な処理の可能な質問に変換する方法の基礎について検討した. その結果, 集合質問が単純な質問に変換できるためにデータが満たすべき条件と, その場合の変換方式を得た.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.E.Ei-Sharkawi;Y.Kambayashi: 京都大学数理解析研究所講究録.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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