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光双安定効果を利用した非線型光センサに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62211003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

谷田貝 豊彦  筑波大学, 物理工学系, 助教授 (90087445)

研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1987年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード光双安定 / 干渉計 / 光センサ / 微小距離センサ
研究概要

光センシング技術は, 非接触, 高速, 高精度な計測手段として多くの分野で実用化されつつある. しかし, センシング技術の基本は線型現象にもとづくものが多く, 非線型光学現象の利用の試みはほとんどいない. 本研究の目的は, この光非線型現象を光センシング技術に導入することにより, 従来の線型光センシング技術を陵駕する新しいタイプの光センサを開発することにある.
研究の第一歩として, 光双安定効果を利用した光センサ(特に高感度微小距離センサ)の開発に関する基礎研究を行なった. 光双安定素子がきわめてわずかの入力光変化に対して特異な非線型応答(微分利得特性など)をすることに注目して, これを検出系に利用した光干渉センサを開発することを目的に実験を行なった. 光双安定干渉センサでは, 干渉計で得られる位相情報を光双安定系に入力し干渉計へ帰還するもので, 従来の光双安定現象が強度の入力に対して作用するのと大きく異なる.
本研究においては, まず半導体レーザと光検出器を用いて, 光・電子ハイブリッド型の光双安定素子を試作する. 次に, 周波数安定化レーザを光源とした干渉計の出力光信号の一部を試作した光双安定系に入力し, その出力を干渉計の参照鏡用の信号にフィードバックする. この光学系で光双安定型干渉センサを構成した.
以上の基礎実験結果をふまえて, 微小距離センサを試作し, 実用上の問題点を検討した. また, 並列計測化, 多点計測化への可能性を深り, 各種インテリジェントセンサの検討もあわせて行なった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 谷田貝 豊彦: 電気学会雑誌. 108. 157-160 (1983)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷田貝 豊彦: 電子情報通信学会技術研究報告. OQE87-384. 57-63 (1983)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 谷田貝 豊彦: 日本機械学会誌. 91. 235-240 (1983)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] (社)電子情報通信学会編 谷田貝 豊彦: "光と情報" 科学技術庁, 276 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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