• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細胞膜電位活動の光学的リアルタイム多チャンネル測定システム

研究課題

研究課題/領域番号 62211006
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

神野 耕太郎  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40025630)

研究分担者 小室 仁  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40195863)
酒井 哲郎  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (40153845)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード活動電位 / 光学的多チャネル測定システム
研究概要

神経系における情報は活動電位として伝えられ, 筋細胞における収縮は細胞膜に発生する電気的興奮すなわち活動電位と関連して発生する. このような活動電位は, 通常, 先端の直径0.05μm以下の尖ったガラス微小電極を細胞に刺入して測定される. しかしながら, この方法では, 細胞が電極の刺入に耐えるほど大きいことが必要であり, また多数個の細胞, あるいは多数ヶ所の部位から活動電位を同時記録するということは技術的にほとんど不可能である. そこで本研究はこのような, 従来の電気生理学的方法の適用限界を補いうる方法として, 活動電位を光学的に多領域から同時測定するシステム開発を目的としてなされた.
本年度は特に分解能の向上についての検討を行った. この測定方法の実際の測定に当たって適用面における限界と困難性として, 現在, われわれが直面している問題点は三次元分解能である. この困難性を克服するためには新しい方法の開発が必要である. もう一つは二次元分解能(spatial resolution)である. これに関しては, 高倍率かつ閉口数のできるだけ大きい水浸レンズを用いて分解能の向上を図った. この場合, 問題となったのは, 倍率を上げるにしたがって背景光の強度が小さくなるため, S/N比が小さくなることである. これに対しては, 加算平均などの方法を試みることにより, 一個のディテクター当り5.2×5.2μm_2の領域から活動電位を検出するところまで, 分解能を上げることに成功した. 顕微鏡の倍率を変えたときS/N比と背景光強度の平方根の間に直線関係が得られたことから, われわれの測定装置で, 雑音は殆どショットノイズのレベルに近くなっていると考えられる.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hirota,A.,Kamino,K.,Komuro,H.,Sakai,T.: Journal of Physiology(Lond.). 383. 711-728 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Kamino,K.,Komuro,H.,Sakai,T.,Hirota,A.: Journal of General Physiology. 91. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Kamino,K.,Komuro,H.,Sakai,T.: Journal of Physiology(Lond.). (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Kamino,K.,Katoh,Y.,Komuro,H.,Sato,K.: Journal of Physiology(Lond.).

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi