• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

光不斉誘導反応の研究

研究課題

研究課題/領域番号 62213018
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

小田 雅司  大阪大学, 理学部, 教授 (60004438)

研究分担者 岡田 恵次  大阪大学, 理学部, 助手 (50152301)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードジアステレオ選択的分子内エネルギー移動 / 第二励起三重項状態 / 光異性化反応 / 分子内光〔4+2〕付加反応
研究概要

昨年度の本課題研究で, スピロシクロプロパンフルオレン誘導体の光異性化反応(1__〜SYdblharw2__〜)においてアリール基がユーナフチル(1__〜fSYdblharw2__〜f), 9-フェナントリル(1__〜CSYdblharw2__〜C)のとき高い不斉誘導が起ることを見い出し, この原因が"ジアステレオ選択的分子内エネルギー移動"に帰せられることを明らかにした. 引続きこの不斉誘導反応の機種に関連する諸問題を詳細に検討し, 反応温度の低下につれて不斉誘導が高まること, さらに興味あることに濃度の増大によっても不斉誘導が向上することが明らかになり, これらは前述の機種で矛盾なく説明できることが分った.
さらに, 1__〜SYdblharw2__〜の光異性化はアリール基が, 第一3重項エネルギーの小さい, 9-アントリル基の場合(1__〜αSYdblharw2__〜α)でも起きることが見い出され, この場合も90%以上の不斉誘導が観測された. 理由を追求した結果, 寿命の短いアントリル基の第二励起三重項状態(T_2)からの分子内エネルギー移動が関与していることが明らかになった. アントリルのT_2からの分子内増感反応は他の系(例えば3__〜→4__〜)にも見られ, その一般性を示唆している.
その他の光不斉誘導反応として, 5__〜→6__〜の光〔4+2〕付加反応を検討し, 5__〜Cにおいて-20°Cの反応で56%の不斉誘導が可能であることが明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Keiji Okada;Hidekazu Sakai;Masaji Oda;Akio Yoshimura;Takeshi Ohno: Journal of the American Chemical Society. 109. 5534-5535 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Keiji Okada;Fumio Samizo;Masaji Oda: Tetrahedron Letters. 28. 3819-3822 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] S-C on;Y.Shirota;H.Mikauo;S.Kusabayashi: Chem lett. 2121-2124 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi